飛行機が怖い。
歯が2本しか無いおっさんくらい怖い。
余程のことがなければ飛行機には乗らない。
帰省の際も、東京から実家がある宮崎まで新幹線を乗り継いで帰っている。

落ちたら死ぬとか、降りたい時に降りられないとかも理由の1つだが、そもそも飛行機が空を飛ぶことが信じられないのである。
いくら科学が進歩したとはいえ、あんなでっかい鉄の塊が空を飛ぶはずがないと思っている。

実のところ、飛行機は空なんて飛んでいないんじゃないだろうか。
世界中の手品師や奇術師、スピリチュアルな類の人間たちが寄り集まり、飛行機を目的地に瞬間移動させているのだ、きっと。
みんなで力を合わせ、ハットから鳩を出したり、ステッキをスカーフに変えたり、選んだカードを当てたりしつつ、どうにかこうにか飛行機を移動させているのだ。

だから、空港には手品師達がたくさんいる。
しかし、巧妙に隠れているので彼らの姿を見ることはできない。
空港で視線を感じるのはそのせいだ。
このことに気付いてしまった僕は、きっと近日中に消されるだろう。

それにしても出店のかき氷は色が違うだけでどれも同じ味だというのは本当だろうか。
いちごやレモンの味がするのは先入観によるものなのか。

あっ、いけない。話が飛んでしまった。
飛行機だけに。