384 「ジャージー・ボーイズ」 僕の映画の呼吸は、イーストウッド映画なんだよ | ササポンのブログ

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僕は、この映画を観ていてやっと気がついた。

僕の映画の呼吸は
イーストウッドの映画で
作られたものだった


その映像の色から
音楽
カットのリズムから
感情まで・・

イーストウッドの映画は、
僕の呼吸になっているんだ・・と

それはきっと
深夜のカットだらけ
写真のキャバレーのCMの間で
山田康雄の声で
しゃべっていた
あのイーストウッドを観ながら

劇場の椅子に座って
あまりの出来の悪い
あのイーストウッド映画を
観ながら、
呆れていた、
あの時間に
自然に身に着けてしまった
呼吸だ

それを
僕は、
僕の感性
僕の感情
僕の喜び、悲しみだと
思っていた

でも違った

すべては
イーストウッドによって作られた
呼吸なのだ

だから
この映画を観ながら
僕は、
笑い、泣いた。

もしこれを読んでいるいるあなたが、
自分の映画の呼吸が
イーストウッドによって作られたものじゃないかと
思っていたら
まだ、間に合います

すぐに
劇場で見てください

まだ
イーストウッドの映画が
劇場で呼吸をしているあいだに

僕は
いま
この時代に生きて
よかったなと思います

イーストウッドを
リアルに感じて
成長して
「最近の映画はなんだかな」と
ぼやく歳になっても
まだ
イーストウッドの新作が見られる
この生まれた時代が
好きになった