奇跡のようなグラフィックと
ストーリ
アメリカに
ジェット・リーやドニー・イエンを
招いても、
作れなかった
本物のカンフー映画を
華麗に実現してしまった前作を
超えることは
まず
不可能
だから
望むのは
前作並みのグラフィックと
動き
その辺のところは
満足できるものでした
特に
グラフィックは
本当に凄すぎるほど
凄い
ここまで
クオリティーの高い絵が
アニメとして
効率的に動きまわる
そのさまは
ほとんど
ドラック的な陶酔で
観客を幻惑する
しかし
その動きの陶酔も
『間』がなければ
いさささか
せわしない
前作には
奇跡的にこの『間』があった
しかし
この映画には
『間』がなくなっている
いささか
せわしない
それは
ストーリーの面も
同様で
とにかく
あまりにも
スピードを重視するがゆえに
『間』がなくなっている
とにかく
「龍の戦士」となったパンダのポーと
その仲間が
強すぎる
それゆえに
ストーリーが
都合よく進みすぎてしまう
おもしろいが
やはり
コクがない
悪い意味で
アメリカナイズされている
しかし
映画として
おもしろくないかといえば
おもしろい
やはり
ここまで
動きが完璧なカンフー映画だと
ストーリーの雑さや
間・・のことなど
どうでもよくなってしまう
それが
ある意味
カンフー映画の危険なところで
本場の香港のそれにも言えることだが
カンフーのシーンが
できていれば
娯楽映画として
成り立ってしまう
３は
もっと雑になるであろうが
やはり
おもしろくみてしまう・・・とおもう
