「ヒアアフター」
おそらく
この映画、
まだ見ていないひとが
見るにはかなりの時間がかかるでしよう。
dvdもおそらく
発売までにかなり時間がかかるでしよう。
できれば
海外版のdvdに日本語字幕を入れてほしい。
確かに
仕方がない・・と思う。
思うが
やはりなんか違和感・・だ。
イーストウッドの新作を観られない・・という状況を
仕方がない・・と言わなくてはならない雰囲気・・。
日本人は
本当に自粛好きだ。
へたなことをやって
非難されたら
たまらん。
そのくせ
買占めは平気でやる。
個性がウリのラジオですら
すべての番組が
被災地への励ましメッセージ。
それはいい。
しかし
それ以外のことをやると不謹慎だと・・という
雰囲気に違和感。
僕は
それが正しいことであろうが
なかろうが
一方向にだけ向く・・というのが
いやだ。
別に仙台や福島に
知り合いや思いいれもないのに
悲しそうな顔を
強要される・・。
誰かが言ってた、
「これは長期に渡っての戦い。
だから
いま、必要以上にがんばったら
そのうちにへばるよ。
まず
普通の自分の生活中からなにができるかを
考えなくちゃ、
長期戦は戦えないよ」
まず
間違いなく
3年もたてば
ニュースは伝えなくなる。
5年もたてば
思い出したように話題になるだけ。
もし
経済がたて直ったら
もっと早く話題にはならなくなるだろう。
原発事故によって
東京生活の不便だけが
話題になる・・それだってすぐに慣れるだろう。
もう一度いいます。
僕は
それがどれだけ正しいことであろうとも
それを正しい・・と言わなくてはならない・・と
強要された瞬間に
とても
イヤだ。
なぜなら
それが正しいことであればあるほど
簡単に
反対の方向に突っ走ることができるからだ。
これに関しては
もう僕はいいません。
ただもし
いまの僕のこの文章に反発したひとは
5年後まで
ちゃんと募金を続けてください。
10年後まで
ちゃんと被災者に対して心痛めてください。
今日や明日に
100万円送るより、
10年後まで100円を送り続けるほうが
大切じゃないの
ま、なによりも
こういうことを
なんども書き直し、精査しながら
書かなきゃいけない・・いまの雰囲気が
いや・・です。
と、いうわけで
僕の震災に関する雑感はもう終わり。
また
普通の映画のブログに戻ります。
ちなみに
明日は「トゥルーグリット」にいこうと思います。