真面目な話します。
ぶっちゃけ、
映画っていうか、
物語なんてのは
右翼寄りの方が面白いんです。
僕は、
インディアンを標的扱いで
ぶっ殺しまくっていた、
ジョン・フォードの映画が大好きです。
「ソルジャー・ブルー」と
「駅馬車」のどっちが面白いかと言えば
圧倒的に「駅馬車」のがおもしろいです。
僕は・・。
チャールトン・ヘストンの映画だって大好きでした。
だから
ライフル協会のことが
色々なところで取り上げられるようになってから
やっぱり
素直に、チャールトンヘストンの映画が楽しめなくなったのが
悔しいです。
役者のイデオロギーなんて
映画自体には関係ない・・・と思いながらも、
映画も、イメージ世界です。
でも、
コスタ・ガブラスとか
ケン・ローチとかの
左翼系の思想を描きながら
見事に娯楽している映画だって
感動します。
つまりは要するに
極端な話、
映画として面白ければ
ヒットラーを英雄に描いていようが
マザーテレサが売女に描かれていようが
どっちでもいいんです。
なんで
こんなことを書いたかと言えば
「ハートロッカー」で
結局、アメリカの観たくない現実から目をそむけた
アメリカの言い訳な側面を
言っている評を聞いて
なんか
そういうのはどうでもいい・・・と。
とにかく
なんども書きますが
映画として出来が良くって面白ければ
右だろうが、左だろうが、上だろうが、下だろうが、
上品だろうが、下品だろうが
どうでもいいんです。
あれは
戦争に快楽を感じてしまう人間の
怖さ、奥深さ、複雑さ、を
娯楽として見事に描いたもので
イラクだとか
テロだとかも
どうでもよかったんです。
人は人を殺すのも
自分が死のギリギリの場所まで立ち入るのも
快楽なんです。
その
ビグロー的な人間の見方が、
それをアクションとして表現しているところに
共感するんです。
限りなく本音に近い暴言をはけば
人間なんて
地球なんて
どうなったっていいんです。
映画がおもしろきゃ