レッスン5  こいつ・・・どうすればいいんだ・・・  PART 1 | ササポンのブログ

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こーゆー男だった・・音楽の前では
わたしも他人もなく
平等で厳しくて
わたしたちはいつも喧嘩ばかりしていた


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でも
真一は
誰よりも才能があるくせに

誰よりも
自分にいちばん
厳しくて・・・・

いっしょにいて
つらかった。

わたしが
音楽をやめれば

わたしたち
もっとうまく
付き合えるんじゃないかしら


わたしが
歌をやめれば

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元恋人の多賀谷彩子

ドラマのほうでは
あまり重要な役ではなくなっていたが
漫画では
丹念に描かれていた。

特に
二度目のラフマニノフの
千秋とのだめの連弾の付近では
意外に重要な部分を占めていた。

この彩子とのだめ
そして
千秋の関係は
実のところ
男女関係における
非常にデリケートで
非情で悲しい問題を有している。

つまり
男とか、女とか
好きとか嫌いとか言う前に
尊敬できる相手である・・という問題だ。


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恐らく
女としての魅力は
多賀谷彩子は
のだめの数百倍あるだろう。
それは
表面的な、セックスの面でも
そして
世間で言うような、
女らしさという面でも
のだめは
彩子に
10馬身は差をつけられている。

しかし
音楽の才能に関して言えば
もう
問題にならないぐらいに
のだめは輝いている。

そして
千秋という男の選択軸は
この音楽・・なのだ。

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さらに言えば
この千秋という男の音楽の標準軸が
極めて
恐ろしく
高い。

これはもう付き合う女は
たまらないだろう。
その才能が
世界レベルでなければ満足しないのだ。

つまり
のだめぐらいでなければ
だめなのだ。

「あの千秋に蟹を貢がせるほどの女」
そして
「こいつ・・どうすればいいんだ・・」と
つぶやかせるほどの女、のだめ。


嫌われることを承知で言えば
よく自分の付き合っている異性のレベルの低さを言う人がいる。

でも、
それはあなたが選んだ異性なのですよ・・と。
つまり
あなたもそのレベルなんですよ・・と。

少しは
尊敬というレベルで異性を選んだらいかがですか・・と。

そして
相手にも尊敬されるようなレベルになろうと努力したらいかがですか・・と。


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彩子とのだめの最大の相違点は
その音楽的な才能。

さらに言えば
心にかかったフィルターの差です。

のだめは
あらゆる面で心にフィルターがかかっていない。
生活にも、
そして
ピアノの面でも・・。

これはものすごい才能です。



演劇をやったり、
芝居の基礎を学んだことがある人なら
わかると思うけど
人間というのは
大人になればなるほど
大声が出せなくなる。
子供の頃は
あんなにびっくりするぐらいに
大声が出せたのに・・。

なにかがひっかかって
声が素直にストレートに出せない。
演劇の最初の訓練は
素直に大声を出すということです。

これは
どんな表現方法でも同じ
シナリオでも
ピアノでも
同じ。

ストレートに心を出すことは
本当に難しい。




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ところが、のだめという女の子は
それを苦もなく
見事にやってのける。

これはもう
天賦の才能としか言いようがない。

それに対して
普通の女性である彩子は・・・。

つづく・・・・