163 「ダークマン」 アメコミ映画は、基本、すべてが笑えればいいやん・・ちがうの・・ | ササポンのブログ

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現在「スパターマン4」の製作に勤しむサム・ライミ。
個人的に言わせてもらえば
「スパイダーマン」はもういいんじゃない・・と思う。

それよりは
もう少し新しい世界を作り出すほうがいいじゃないかと・・。

別に「スパイダーマン」は嫌いじゃない。
と、いうよりは
大好きであるが、
もういいんじゃない・・と思うのは僕だけか?
と、言うわけで「ダークマン」です。

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日本では、アメコミ映画はあまりヒットしない。
どしょっぱつの「バットマン」の大コケからはじまって
アメリカほどヒットした映画が見当たらない。
あれほど
みんなが口を揃えて褒めまくった
「ダークナイト」ですら
そんなに入らなかった。

理由はいろいろあるだろうけど
一つとしては
アクが強すぎるというのがあるかもしれない。

そのアクという面では
「スパイダーマン」の何百倍も
強いのが、
このダークマンだ。
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「死霊のはらわたⅡ」で
好き勝手なグロ・ファンタジー世界を展開させた
サムライミが
次なる作品として送り込んだこの映画は
もうほとんどアメコミ映画。
しかし
この映画の原案はサムライミであり
完全なオリジナルであるが
画面を見れば
これ以上、
アメコミな映画もない。

とにかくすべてがアメコミなのだ。

人工皮膚の開発に従事する若き科学者、ペイトン・ウェストレイク(リーアム・ニーソン)は、
恋人で弁護士のジュリー(フランセス・マクドーマンド)が
手に入れた土地の再開発にからむ収賄事件の証拠書類を持っていたことから、
突然デュラン(ラリー・ドレイク)ら殺し屋一味に襲われ、
書類を渡せと拷問を加えられた末に実験室に火をつけられる。

全身に大火傷を負いながらも奇跡的に一命を取りとめた彼は、
全ての神経を切断されて感覚が麻痺した結果、
抑制力を失ない超人的な力を発揮するようになっていた。

GOOさんより


とりあえず
この実験室爆発のシーンが
アメコミである。
爆発する火の中に
爆風でふっとぶペイトンが写っている(もちろん合成)のには
笑った。

さらに
あれで命を取り留める・・笑う。
そして
その後のダークマンの設定

全ての神経を切断されて感覚が麻痺した結果、
抑制力を失ない超人的な力を発揮するようになっていた。


これをアメコミといわずして
なんという
はっきり言って
この設定を
漫画でやったら笑われる。

その違いがどこにあるかといわれると困るが
まあ、無理だろう。
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このダークマンが
全身の神経を失い、
怒りを爆発させるシーンがまた笑える。

もう怒り爆発、カメラのさくらやである。
なんというか、
よくもまあ、
こんなにチープな表現ができるなあっ・・・てぐらい
ドちーぷである。

しかし
それがいかにも
アメコミであります。
正直
「スパイダーマン」よりバキバキに
アメコミであります。

さらに
アメコミなのが
悪党のデュラン。
もう悪いったら、とっても凄く悪い。
こいつのなにがいいかって
もうただ悪いだけ。
悪いのに理由をつけない。
西原先生が
「ダークナイト」を観て
最近のアメリカ映画は
なんでこんなに悩んでるんだ・・と書いていたが
このデュラン、まったく悩んでない。
もちろん
トラウマもない。
ただ悪い!!!

実は
アメリカではこのデュランの役かなり衝撃だった。
なぜなら演じた
ラリー・ドレイクは
TVドラマ「LAロー」で
知能遅れな善人役で有名になったひと。
だから
この役はもう衝撃だった・・らしい。

しかし
こいつの悪さは
かなりだ。

あの指ちょんぱは、
楽しい。
やってみたい・・。
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でもねえ・・・
この映画を見ると
この頃のサムライミは
いい意味で、
バカが振り切ってて好きだなあ・・。

確かに
「スパイダーマン」も好きだけど
やっぱり
こっちのほうが
いいやん・・と思う。

サムライミは
やっぱりバカが似合うと思う。

アメコミは
基本
バカだと思う。
バカこそがアメコミだと思う。
苦悩も苦痛も
全部、バカで笑える
だからアメコミ。

それが本当の苦悩や苦痛になったら
別に普通の映画でもいいやん・・と思うのは
どうやら最近は
僕だけみたいです。

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