本来なら
「ゴッドファーザー」の第6章を書く日なのですが・・・
あははは・・実はまだ、この続きの準備ができてない・・。
まさかこんな長くなるなんて・・。
ここまでマニアックに書くとはおもわなかった。
確かに
好きな作品であり、
それを自分なりに徹底的に
あらゆる角度からやろうとは思ったけど、
ここまでやっちゃうともう準備なしではできない。
無計画と頭の悪さがまた災いとなりました・・。
再開は、土曜日となります。
ま、続きものでもないし、
観てない人は、きっと読んでもさっぱりわからない映画評だから
観ている人だけが読んでいると思うので
間があいても、いいかな・・と
すいません・・
ただもう中途半端には書きたくないので・・。
最近
ガーナシモンズ著「サム・ペキンパー」を読んでいます。
この手の監督のインタビュー本を好きでよく読みますが
共通しているのは
監督の私的妄想をどうやってスタッフ共通の妄想として
映像として定着させるか・・。
キューブリックが「映画は芸術活動に一番適しない」と言っています。
絵画や小説、写真などと違って、
映画には何百人もの人間がかかわる。
それによってどんどん私的な妄想が変形していくのは
ある程度仕方がない。
それでも必死に命がけで
私的妄想を守る素晴らしき監督たち・・。
その戦いをできうる限り書いておきたい。
彼らの思いと
出来あがった映画の
共通点と、相違点・・。
それらを書くことによって認識したい。
もし読んでいるひとがその辺を感じてくれれば
さらにうれしいと思っています。
映画館の椅子に座って
上映開始を待っているとき、
よく考えます。
「なんで僕は映画を観るんだろう」
けして衛生的とはいえない場所の暗闇にじっと身を潜めて
けして社会的に健全とはいえないような
妄想世界を観る。
どうしてなんだろう?
それは
やはりあれをまた体験したいからだろう・・と。
場内が明るくなっても
しばらく椅子から立てない、
自分がどうやって帰ったかもわからなくなるような
あのショックをまた体験したいから。
「ジョーズ」で「タワーリングインフェルノ」で
「暴行切り裂きジャック」で
「セブン」での
あのショック・・。
それがまたスクリーンから襲い掛かってくるのを待って、
僕は、また闇に身を潜めるのです
昔から
ひとに好きな映画のビデオとかDVDを貸したりダビングして見せて
おもしろかったといわれるのが無償に好きでした。
ただある日
気がついた。
見たくないものを他人から貸してもらっても
相手にとっては迷惑なだけだな・・と。
だから
貸してくれと言われない限り
貸さなくなってしまった。
こんな素晴らしい映画をもっと多くのひとに観てほしい・・と思っていたが
それも大きなお世話か・・と。
映画評も読んでくれているという手ごたえが
確実にあるから
書き続けられるのであって
そうでなければ
こんなに疲れること、続けられない。
倉庫から埃まみれの資料を引っ張りだしたり、
時には
新たに本を購入したりする。
好きだからというのもあるけど
ほんの一時期だけど
文章を書いて稼いでいた本能で
読んでもらっているなら損はさせない
楽しんでもらいたい・・という思いはあります。
だから
必死です。
書いていて質が落ちたと思うと
絶対に許せない自分がいます。
もし質の悪い映画評を読まれて
その映画を観る気がうせる人間がいたとしたら
文字通り命がけで映画を作ってきた監督にもうしわけない。
貴重な時間をさいて読んでくれているひとにもうしわけない。
最近、特に本気でそう思っています。
このブログで貼っている画像は
映画評を書こうと思って画像を集めたけど
まだ書いてない、これから書こうとしている映画やドラマの一部です。