
今回は、映画評になるか
個人的なぼやきになるか、
さっぱり決めてません。
ギャンブルは競馬しかやりません。
パチンコは、大嫌いですし、
スロットは、なんだそりゃ・・です。
競輪、ポートも、興味はあるけど
競馬で
自分の買い方を確立した手間を
またやるのかと思うとゾッとしない。
きっと死ぬまで競馬だけだろう。
この映画も舞台はもちろん、競馬。
主人公のタクシー・ドライヴァー、トロッター(リチャード・ドレイファス)の
ファンタジーな一日を描いたこの映画。
まさしく競馬ファンなら一度は観るファンタジー、
つまり当たって当たって、当たりまくる話です。
この映画で主人公が
物凄い大金を手にします。
その買い方は「コロガシ」と言われるやつです。
たとえば手元に1000円あったとして10倍にかける。
当たって一万円。
それを次のレース、一点に全額かける。
15倍なら15万円になる。
それを
また全額10倍にかける。
当たれば150万円。
1000円が3レースで
150万円になる。
ま、滅多にできることではない。
滅多にできたら、みんなやる。
僕は、
この「コロガシ」を一回だけやったことがある。
友だちと北海道旅行の資金を貯めるためにだ。
友だちとふたりで
1万円ずつ出して2万円を
まずナリタブライアンの複勝にかけた。
競馬にくわしいひとは、
笑うだろう。
もうほとんど当たる馬券である。
倍率は1.5倍。
当たって3万円になる。
次に勝負に出た。
オープン特別である馬の単勝に3万。
忘れもしないマーメードタバンという馬。
倍率は2倍。
これも当たった6万円。
ひとり、3万円。
ここで喧嘩になった。
ここでやめよう、いや、もう一回。
僕はどちらか・・。
もちろん、ここでやめようと主張した。
3万で十分だ!!と。
しかし
結局、やることとなった。
僕は死ぬほどビビった。
一点6万円だ!!
この馬券を買うときは本当にビビッた。
倍率は2倍の複勝・・。
当たったか、外れたかは・・・最後に書きます。
トロッターはある日、
客の会話を録音するのが趣味の同僚ルーニー(デイヴィッド・ヨハンセン)から、
土曜日の競馬のレースで、
チャリティーという馬が1着になることを知らされる。
妻のパム(テリー・ガー)と、
もう賭け事はしない、と約束したトロッターは、
最後のチャンスとチャリティーに50ドル賭けるが、
ルーニーを始めとするギャンブル仲間は彼を冷笑する。
果たしてチャリティは1着となり、トロッターは710 ドルを獲得する。
儲けた礼を言おうと、
トロッターはルーニーのタクシーで密談していた男に会いに行くと、
今度は第3レースの勝ち馬を教えてくれた。
そしてジョッキー・クラブの席を使ってもいい、という相手の言葉に、
トロッターは700 ドルを賭け、今度は2450ドルを手にするのだった。
前半は、
俗に言う厩舎情報ってやつだ。
ほとんどが
クズのような情報だが、
たまたま、
これで儲けを増やしたトロッターだが、
最後には
じぶんの決断でかける。
それを決断する前に
トロッターが
自分のツキがまだ残っているか試すシーンがある。
これはギャンブル好きなら
心から納得するシーンだろう。
ツキがいまの自分に来ているのか、
来ていないのか・・。
いまは来ているが、
もう逃げてしまったかもしれない。
ここまでは当たっているけど
前のレースで終わりかもしれない。
それはまるで
人生と同じ。
俺はここまでか
まだまだか・・・。
そして
運命のゲートが開いた!!!
六万を複勝一点にかけるだけで、
死ぬほどびびっている
僕には
この映画のような勝負はできません。
僕は、
次のレースでかならず外れる・・と思って
いつも馬券を買ってますので
ほとんど当たってもソコソコ
外れてもソコソコです。
こういうのは完全にそのひとの生き方の現れ。
ギャンブルをさせれば
そのひとの性格、正体は
すぐにわかります。
さて、僕は最後の勝負はどうだったか?
見事、買った馬は2着に入りました。
ひとり6万円強をポケットにはじめて北海道の地に降り立つ。
しかし
次の日、
札幌競馬場で3万円、負けました。
人生です・・。