コンサート・レビュー Rodrigo y Gabriela  11月12日 SHIBUYA AX | ササポンのブログ

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もしかしたらと思っていたけど
やっぱりそうでした。

ふたりだけである。
ステージはふたりだけ、
ギター2本。

ステージの様子は
上の写真と同じである。



それだけでやるのは
パンクロックハウス、そしてジャズである。
客は
タテノリから
ヨコノリ、
自由自在である。


ただ今回失敗したことがある。
大体、僕はライブハウスだと一番、後ろで観る。
どれだけ混んでいても、
前にいるノリノリアンチャンが、うわああああ!!と前に殺到するので
後ろは余裕ができる。
そこで踊るのだ。


しかし
今回はノリノリアンチャンが少なかった。
それに
なぜか
みんな背が高い。
僕は166センチと背の高いほうではないが、
観えないほどではない。
しかし
なぜかRodrigo y Gabrielaのファンは
背が高い。
だから観るのに苦労してしまった。
まあ、超満員だったし・・。

横道反れ太郎
軌道修正

ロドリーゴ・サンチェスとガブリエーラ・キンテーロ
アイルランドを拠点とするメキシコ人という、
なんともユニークな経歴を持っている。
メキシコシティにてスラッシュ・メタル・バンドで活動した後、
とりあえずヨーロッパへ行こうと考えた彼らは、
未知なる国・アイルランドに流れ着き、
アコースティック・ギターのデュオを始めた。

ふたりの演奏と
4つ打ちのビートがはいる。
これだけである。
これでライブハウスが爆発するのである。

全員が拳を振り上げて
叫ぶのである。

もちろん
4つ打ちビートで踊らせるのではない。
ギターのビートで踊らせるのだ。

ガブリエーラ・キンテーロの強烈なギターは
完全にパーカッションである。
叩くように弾くなんて
生易しいもんじゃない。
ぶっ叩くように弾き
本当にギターをぶっ叩いて
さらに
指で音速タップしてしまうのだ。
その指タップが
またもう超音速なのだ。

そこに被さるロドリーゴ・サンチェスのメロディが
恐ろしいほど正確なのだ。
本気で
これは、口パクならぬ
ギターパクか・・と思うほど正確に引くのだ。
しかし
なんせ
ふたりだけでやっているのだから
アドリブなどどれだけでも利く。

途中で「となりのトトロ」のフレーズを入れて
客を笑わせるなんて朝飯前だ。

やっていようと思えば
何時間でもやっていられる
ジャズのアドリブ演奏のように・・。
しかし
演奏者は確実にぶっ倒れるだろう。
速く弾ける限界までやっているので
いくらなんでも長時間は無理だ。



音速で演奏される美しいメロディに
ぶっ叩くようなカッティングに指タップ
そして
4つ打ちのビート

これだけ揃えば
僕は狂う叫ぶ、そして吠える。






それにしても今回ぐらい
手の抜いたプロモーターは珍しい。
会場の上に看板はないわ、
パンフレットはないわ、
グッズはほとんど売ってないわ(あっても買わないけど・・)
開演過ぎてるのにまだドリンクが裁けてないわ
ま、これで演奏がよくなかったら暴れてましたわ。

あと
今回思ったのは
ガブリエーラ・キンテーロがやたらにかわいかった・・ということです。
また後日、このコンサートに近い雰囲気の動画を張ります。