まもなく午後3時、自分が乗って来たおがさわら丸の出港時間です。


この時間は観光を取りやめ実際に島民サイドの眼でお見送りを体験したいと思います。


続々と集まる島民に既に乗船している人々とあちこちで掛け合いが行われていました。


そろそろ出港の時間です。


最後の太鼓で元気よく送り出してあげています。


やがて汽笛が鳴り


船は少しずつ離れていきます。


お互いに手を振ったり、叫んだり


いってらっしゃーい!いってきまーす!


やばいなぁ・・・これ実際にお見送りされたらどうなることか想像出来ませんね・・・


大粒の雨がまさに涙雨みたいなフィナーレでした。





ドルフィンツアーがエキサイティングでしたのでお腹も空きました。


久々に昼からビールを奮発します。


島唐辛子がピリッときて慣れてくれば徐々にマハってくる喉越しです。


ソデイカ、マグロ、メカジキの3種海鮮丼の定食をいただきます。


パパイヤの漬物が意外に美味しいです。


島に来て初海鮮丼にテンション上がります。


漬けになっているので味が馴染んで食べやすいです。ソデイカは当初低く見ていたのですがこちらもかなりの高評価です。


9泊お世話になったおかみさんに港まで送っていただきました。シャイなので写真撮影は無しということで本当にありがとうございました。


行きで来た便よりかなり混んでいます。


みんな名残りおしそうに島民とあいさつしてますね。


お金持ちの人?から乗船開始です。自分は順番を待ちながら知合いを探します。


前回は島民サイドからお見送りをしましたが・・・


今度はいよいよ自分が乗る番ですね・・・。時間も無いのでそろそろ乗船します。


乗り込んですぐに右舷デッキに陣取ります。


太鼓が鳴り響きます。


ブリッジが外されていよいよ出航します。


目を凝らしますがちょっと分からないなぁ。


諦めないで探します。


汽笛が鳴ってお互いの声掛けに熱がこもります。


島民がいってらっしゃ〜い!おがさわら丸側はいってきま〜す!


どんどん遠ざかっていく人々・・・。


そしてお見送りは人だけではありません。


ジャジャーンと参上です。


港で停泊していた船が登場します。


大船団でお見送りです。


カラオケバーで知り合った松本さんもボートでお見送りです。


ヤバイなぁー!


大船団となって


ずーっと湾外まで


お見送りです。


そして各船が最後に魅せてくれます。


その度にこちらも大歓声を挙げて応えます。


黄色のボートに乗っているとは聞いていたので


多分こちらの船だと思います。


最後は飛び込んでお見送りしてくれました。ありがとう!またどこかでお会いしましょう!


飛び込んで船は少しづつ減っていきます。


テレビやYouTubeでは見たことありますが


実際に目の前で体感すると言葉が出ません。



世界中に島は大なり小なりありますが


ここまで徹底しているお見送りはないでしょう。


単なるパフォーマンスではなく伝統的に繋いできた習慣・風習・文化なのかもしれません。


やがて最後の一隻も引き返して行きました。


次第に島も小さくなっていきます・・・。


心の中でいってきま〜すと連呼です。


でもやっぱり最後はさようならって目はうるっときました・・・。