前回 3/6日 掲載からの続きです。
というわけでホテルには早すぎるチェックインとなり
特にすることもなく辺りを散歩したり中を散策したり・・・。
ただし翌日の日程が長距離移動もありかなりキツクなるので
早く寝て早く起きるようにとガイドからも言われていたので
早く寝ようと努めたが意外と眠れず多分日付変わった頃
ようやく眠りに就けたと思われます・・・。
やっと眠りに就けたと思った矢先に夜中の3時ごろでしょうか・・・
突然部屋の電話が鳴りはじめ気味が悪いのでしばらくムシしても
3分以上もコールしているので恐る恐る電話に出ると特に何も反応が無い・・・
自動のモーニングコールらしいのだがこっちは全く頼んだ覚えは無いのだけど
それからまた床に就いて寝かけたと思ったらまた電話が鳴る・・・。
また反応が無いのでさすがに怒りフロントに電話をかけるが誰も出ない。
逆に怒りに火がついて14階の最上階からわざわざフロントまで行くと、
フロントの連中はナント厨房でレストランの連中と食事中らしく、
のん気に楽しそうに早朝から上機嫌でこちらは不機嫌。
どうやらラマダン用のモーニングコールが間違えて流れたらしく、
しかも僕の泊まった部屋はアラブのお金持ちが普段泊まるらしいので、
モーニングコールサービスを頼まれていたみたいだが・・・。
本当いい迷惑だし・・・ぶつくさ言いながら部屋に戻りまた眠りかけたら
今度はアザーンの大合唱で地の底から響き渡るようなウォ~という声が
街のあちこちに拡声器があるのかまるで輪唱しているかのような
アザーンの音は小気味いいとは言えずけっこう不気味に聞こえました。
こんな最上階で外の音は一切聞こえなかったので相当な音量です。
もうこうなったら眠ることはできず皮肉ですがいつでも出発可能です。
約束の時間より30分も前にロビーでボーッとしていたらもうガイドさん到着し
ちょっと早いけどホテルを出発しアレッポの街中を車で散策してから
昨日入れなかった考古学博物館をさっと見学しました。
ここで展示されていた物はシリア各地の遺跡から発見された
土器、矢尻、ギリシャ時代のモザイクやレリーフ、皿、ガラス壷
イスラム時代に入ってからの刀や鉄砲といったものが中心で
バックの目玉のカワイイ像は9世紀にテルハラフで発掘されたものです。
グランドモスクはダマスカスのウマイヤモスクに比べれば規模は小さいが
元はキリスト教の教会をモスクに転用したものでここが手本となり
世界各国のモスク建築の先駆けとなり異教徒にも開放されています。
アレッポのスークに突入しましたがダマスカスのスークよりも歴史は古く
この当時でダマスカスに次ぐ80万人の市民の台所といったかんじで
さらにエキゾチックな時代を感じさせる雰囲気に大満足でした。
あとアレッポは何が有名かというとお分かりの方もいると思うけど、
オリーブオイルとローレルオイルからつくられる石鹸があって
アレッポの石鹸として世界中に輸出しているそうです。
そんな石鹸と戯れる可愛いニャンコの映像を見つけました。
昨日観光する分を翌日に変更したので予定より遅くアレッポを出発し、
この日の宿泊地デリゾールまで約300キロの大移動となりました。
途中大きな湖(アサド湖)とかあってちょっと寄ってみたかったけど、
日が暮れると道が悪くなって運転しづらくなるそうなのでガマンです。
やがて舗装されていた道路も砂利道に変わりところどころ水溜りや穴ぼこで
車は揺れる状態になりノロノロ運転がしばらく続き気分も悪くなってきた。
ケニア国立公園内のサファリの道路もひどかったがここもヒドイ道。
東へと移動するにつれ風景はどんどん寂れていくし廃墟となった無人の街を
いくつも通り過ぎていくうちに次第に辺りは暗くなってきた・・・。
ガイドさんはウレシそうな顔で片手にパンを取りほおばる・・・そう日没だ。
あともう少しだからとはっぱをかけられたが結局そこから2時間でした。
むこうの人のもう少しという言葉は本当・・・全然アテになりません。
こんな田舎に異常なくらい立派なホテルで宿泊客も僕独りってかんじで
ガラーンとしていて1つのスーツケースに4人もポーターが・・・。
遅い夕食にレストランも他に客もなくウェイターたちも独り占め状態で
コーヒー、紅茶、デザートまで持ってきてくれるのでまるで王様気分。
ただもう~前夜の寝不足+移動の疲れでくたくたなので中の散策はせず、
部屋に戻り明日も移動が続くのでシャワーを浴び日記をつけ就寝です。