卓球レッスン番外編 

続きです。


もう、苦痛以外のなにものでもなかったのですが、その時は、

『私が下手だから怒られるんだな』

ということしか考えられなくなってしまっていました。

今思えば途中で帰ってしまってもよかったし、イベントに参加しているだけで、なんで怒鳴られなきゃいけないんだ!って腹が立つのですが、その時は、すっかり落ち込んでしまってそんなことも考えられませんでした。


結局最後まで参加しました。

散々罵声を飛ばしたコーチ役だったお爺ちゃんは、さすがに言い過ぎたと冷静になったのか?


「まあ、ラケットにボールを当てて打ち合うことはできているから、あまり気にしなくても大丈夫ですよ」


と、わざわざ言いにきました。


でも、帰宅してからもずっとモヤモヤした気持ちが残っていました。

楽しいはずのイベントで、下手だったからって、あんな言われ方はないなあー参加しなきゃよかった。連盟に文句を言ってやろうか?とも思ったけれど、なんと言ってもタダ(無料)だし文句は言えないなあーと思いなおしました。


その後、ふとした瞬間にあることが頭の中に浮かびました。


お爺ちゃんが言っていたフォーム、何かがおかしい…

素振りをしてみろと言われたので、いつものレッスンでやっているようにやりました。レッスンでは、


「素振りは完璧(笑)ボールを打つ時もその感じでできるようにしましょうね」


といつもコーチに言われている。それなのに、


「スタートの時点でそんなに肘が曲がっているのはおかしい、真っすぐ伸ばして、振り上げる」

みたいなことを言われたのです。

でも、それって、昔のフォームじゃない?

と思った。


以前、スクール生同士の乱打をした時に、キレイなフォームだなと思った人がいたので、


「キレイなフォームですね」


と言ったら、


「でも、私のは昔のフォームだから、今の高速卓球では、やっている人は少ないからって、修正させられているんだ。でも、昔からやっているから、なかなか変えられないんですよ」


と言われたことがあった。

罵声お爺ちゃんが言っていたのってその昔のフォームだなあと思った。

だから、私が今スクールで教えてもらっていて、まだきちんと出来ていない、いま時のフォームが間違ったフォームのように見えたのだなと理解した。(まあ結果的には、きちんと出来ていないので正解ではないけれど)

もちろん、いま時の高速卓球のフォームがきちんと出来ていれば、文句も言われなかったのだろうけど、でも打ち合いはできるんだからさ。

頭にきたから、結構強めにも打ってやったし 笑

そうしたら「そんなに力をいれなくてもいい」と言ったり「アウトになってもいいから思いっきり打て」と言ったり、今思い出すと言っていることが支離滅裂だなと…

まあタダ(無料)のイベントなんだから、普通は楽しめればいいんだけどね。

私は、もちろん、もう二度と行かないけど。


そして、まだ卓球を始める前に、この連盟がコロナ前までは、初心者に無料で教えてくれていたと聞いて、それに参加したかったって思っていました。

練習場所も徒歩で行けるところだし。


でも、今はお金払って、電車に乗ってスクールに通っています。

それでも、いま時の最新の卓球を教えてくれる一流のコーチに指導してもらえて本当によかった!!!

と心から思っています。