天災

自然によってもたらされる災害。

5年前、何日も続いた雨は大きな流れになって、

溢れて町を呑み込み沢山の人が途方に暮れた。


人生で初めてみた‥

人が大切にしていた暮らし自体が全部流される。


その日の朝、大雨が終わりよく晴れた日。

前日は飲み会、ヘロヘロでのんきに練習しに行きました。


到着‥。

緊迫した空気感。事の重大さに今更気づく、

すぐさま先生達と災害支援のお手伝いに行く事に、急いで準備。

想像がつかない。何が必要なのかすら‥

とにかく軍手、帽子‥ぐらいしか思いつかない。

無力を感じる。役に立つ気がしない。


近くのコンビニでは物資はなく、

身体と大量の水を軽トラで運ぶ。

水が重過ぎてハンドルとブレーキが効かない。

みんな渋滞でイライラしているのがわかる。

日差しも出ていてかなり暑い、最悪のタイミングなのか?雨よりましなのか?

状況が特殊過ぎて混乱した。


現場に到着。教室メンバーのお家、完璧に家の中まで泥が入り込みとにかくみんな中の物を出していた。隣の家は新築、赤ちゃんもいるとの事。


道の向こう側では救急車。


何をしたら良いかわからないがとにかく必死に運んだ。とにかく外に物を出した。

一瞬で1日が終わり日が沈む。


無理矢理キリをつけてその日が終わっていった。


帰り道の無力感、あまりにも激しい現実。

自分の中で大きな変化が起きたのを忘れない。

状況が状況なだけにこれから学びがあったとは

到底いいたくはない。


ただ強く生きる決心をした。


この事はブログにするか少し悩みましたが受け取り方がまちまちだと思います。

それでも私にとってターニングポイントである事は間違いありません。


つづく。