2/18(日)にオードリーのオールナイトニッポンin東京ドームを観に行った。

 

 

 

 

ラジオを聴き始めたのはここ2,3年のことで、あちこちオードリーからはじまり、ドラマや東京ドーム開催決定で盛り上がる中で更に好きになっていった、そんな絵に描いたようなにわかリトルトゥースである。

 

ハマり始めたきっかけとか、オードリーとはとか、オールナイトニッポンとはとか、ラジオを東京ドームでやるというハードルの高さはとか、そこら辺は今回は割愛するとして、思ったことを。

 

まず、正直、抽選が当たるなんて思いもしなかった。

東京ドーム5万何千人の枠数に対して、応募が19万人?

さすがに想像を絶していた。

 

自分が当たったのはアリーナ機材席で、実際入ったらほぼ真横からのアングルだし正面モニターに映し出される映像なんてまったく見えなかったけれど。

そんなことはどうでもいい。

 

あの場にいて同じ時間を共有できたという幸福がすべてだった。

 

 

なんて書いてはみたものの、肝心なライブ本編についてはそもそもあまり記憶がない。

 

特に星野源さんがサプライズ登場し、聴けると思わなかった楽曲たちをLIGHTHOUSE(星野さん・若林さん)の2人が披露するところなどは、気付けばいつの間にか終わっていた、というのが率直な感想だ。

 

否、この3時間半のイベント自体がそうだった。

 

イベント終わりから今日に至るまで、このテーマのブログを書こう書こうと思い振り返ったが、ついに具体的に思い出すことはなかった。

 

楽しかった、笑ったなーという感想が多くを占めているという感覚だ。

 

もちろんそんな中でも、オードリーお二人の思い出のソウルフードである長楽のポークライスを再現したくだりや、漫才で舞台中央までいつもの如くゆっくりと歩いてくる春日さんの姿、最後の挨拶などはグッときたしちょっぴり泣いちゃったりもした。

 

ラジオとしては15年、お二人としてはもっともっと前から、夜を喋り倒していたら東京ドームにたどり着いた。

そんな夢みてえな話に立ち会えたことは、とても幸運なことだと思う。

 

 

 

最後の挨拶で、若林さんはこのライブがお守りになればと言っていた。

 

 

 

お守り、か。

 

毎度若林さんの感性、物事の考え方、その言語化能力は、自分の心にスッと入り込むし、そしてそのある種の容赦ない言葉にハッとなる。

 

 

 

 

いつも思う。

 

ラジオにしろイベントにしろ、ライブにしろ配信にしろ、そこで得た活力でようやく僕は一人分の仕事ができる人間になれる、社会人になれるという感覚がある。

 

社会に属していなければ、どこかに所属していなければとても不安だし、言い過ぎなんだろうけど、生きていていいのかと、意味のないことだと分かっちゃいるけど感じたりもする。

誰も見ていない人を生きていると言えるのか、と疑問に思うっちゃ思う。

 

あくまで自分に対しては、で、他人に関してはそこらへん別に何も思わないけど。

 

 

つまり、自分にとっては、何かしらで得た活力を原動力に社会に貢献、すなわち所属できると、僕は自分についてそう捉えている。

 

逆にいうと、活力を与えてくれる娯楽がなければ、エンタメがなければ自分は働くモチベや原動力が生まれてこない、イコールでそんなやつは社会に所属できないとするならば、あの最高にトゥースな東京ドームライブは間違いなく生きていく上でのお守りだし、思えば、今までの他のイベントだってそうだった。

 

 

そう思うと、それらが不要不急とされていた数年前はやはりすごい時代だなと、ふと感じる。

 

あの時代の平時の記憶は、悪い意味で、無い。

 

 

 

話がブレてしまったが、前代未聞の東京ドームでラジオするというイベントを成功させ、色んな人の刺激や思い出や活力になったこと、発表から当日までを走り切ったこと、その夢のような道のりをリアルタイムで感じられたことは忘れたくないなと思った。

 

 

間違いなく、今の自分を構成する中でも大きなもののひとつだ。

そして、自分にとってそれはとても誇らしく思う。

本当に感謝しかない。

 

 

 

改めてオードリーさん、チーム付け焼き刃のみなさん、スタッフの方々、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

どうかずっと健康でいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつの、自分の中の大きなものについても記そう。

 

 

オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームが閉幕したその夜、声優の山田奈都美さんが、アバターでライブ配信を行うアプリ「REALITY」の中で行っている、「山田伝記NACHULITY支店」の配信があった。

 

配信枠主(パーソナリティ)の山田さんはなちゅさんとか店長とか呼ばれてて〜だとか、リスナーは従業員と呼ばれてて〜だとか、山田さんについても僕はとても強い尊敬や関心を寄せていて〜などは、やっぱりこれも今回は割愛しておきましょう。

 

 

一言で紹介するとすれば、高い歌唱力で魅せる歌枠や、日常のあるある話から人生論について語る雑談枠、果ては感情をさらけ出して従業員と向き合う説教(?)枠など、多様な面をみせる、とても人間味に溢れた情熱ある配信が特徴である、といったところだ(個人の感想です)。

 

そんな配信を聴くことに最近ハマっていて、不定期ながら(だからこそかも)いつも楽しみでここからも別の、特大活力を頂いている。

 

 

ちなみにREALITYは、運営として様々な企業やお店等とコラボし、その広告に出たりバーチャル店長に就任したり等、リアルとの密接なつながりを持つ面もある。

現に1月に山田さんはハンバーガー店とのコラボ権を勝ち取り、オリジナルメニューやアバターの等身大パネル等が作られることが決まっている。

 

もちろんどれだけ応援されたかで決まる世界なので、昨年の別のイベントでは入賞できず辛酸を嘗める思いもしてきたそうだ。

むしろREALITYに拘らず、そのような思いをしてきた回数の方が多いのだろうということは、彼女の配信を聴けば想像に容易い。

 

 

そんなシビアな競争社会の中、山田さんは、「いつか楽曲制作イベントを獲りにいきたい」という旨の話をされていた。

 

 

自分の曲が欲しい。

 

 

夢の話をしているその口調から、とても生き生きとしているのが伝わる。

 

山田さんは今までも自分の感情を言語化し、従業員と向き合っていた。

 

でもそれ以上に、自分と向き合い続けて自分自身を傷つけているようにも感じている。

 

しんどいけど、脱したいけど最早今の自分を形成するうえで欠かせない傷のような。外野からでは分からない傷があるのではないかと、分からない僕は勝手に思っている。

 

実際に、普段のトークでよく見られる、人の長所をすぐ見つけて言語化して褒めるところや、従業員と悩みや疑問などをテーマに交流するときにみせる共感力は、たくさん傷ついた人じゃないと持てない能力ではないだろうか(と勝手に思っている)。

 

自分自身はたくさん傷つきながらも、だからこそ、その経験で以ていろんな人の話に共感でき、その人の良いところを見つけることができる人。

 

 

そんな山田さんの生き様・人間臭さに対し僕はとても関心を寄せている。

(もちろん幅広い歌唱力や手厚すぎるファンサの精神、そしてあのトークの面白さなどもね)

 

 

 

そして、そんな自分と向き合い続けた人が初めて話す、ひとつの夢の話。

 

もちろん多分まだまだ先のことで、昨年入賞できなかったヤマダ電機アバター掲載イベのリベンジをいつか果たして、しばらくした後かもしれないけれど。

 

どころか毎度そのイベントは熾烈なあらそいが繰り広げられている激戦区みたいだから相当な難易度だろうけど。

 

だけどもそんな日をいつか迎えられることが、万全な体制の中で挑戦することができたら。

 

そう思うととても楽しみだ。

 

楽しみだし自分自身としても夢でもある。

 

 

 

 

 

 

まあまずは、1月に勝ち取った、今月いっぱい開催されているコックテイルハンバーガーズさんとのコラボを堪能して、その半年後だかのヤマダ電機掲載イベの雪辱を果たし、毎回の配信を楽しみながら、その日を迎えれるときを待とう。

 

NACHULITYで夜を喋り倒す店長のお話を聴きながらね。

 

 

 

それまで日々を過ごしていかないと。

社会人として生きていかないとな。

 

 

 

 

 

憧れているおじさんたちが大舞台で夢を叶えた日に、

尊敬している人のひとつの夢を知った日。

自分の夢がたしかに増えた日。