今更ながらではありますが、Re:ステージのライブイベント Aster Reve 1st EVENT ~Chain of FlowerS~ 1部・2部に現地参加してきました、という記録です。




アスタレーヴお二人のお披露目ライブであり、ゲストはKiraReからかえ・香澄のご両人のみという、個人的にコアめに感じていたイベント。


その上で立花さんのダンス、岩橋さんのイケボ、かえかすのやり取りなどを楽しみにしつつ、何より、運営・公式がアスタレーヴという新たなグループをどうやって受け入れてもらおうとしているか知りたい、という見定めるような感覚も持ちながらの参戦でした。


「アスタレーヴとしてどういった気持ちで立つのだろう」

「オルタンシアに対してはどういう捉え方でいればいいのだろうか」

「オルタンシアの楽曲や紫のソロ曲は今後やっていくのだろうか」

「やるとしたらどういう思いでやるのだろう」


人によっては曖昧とか不誠実だとかに捉えられていたことかもしれませんが、そういう諸々に対して公式の答えがこの日分かるのかもしれないなあ、と。



結果からざっくり言うととても素晴らしいライブだったし、かえかすの選曲は聴きたいものや意外なものもあり終始楽しめ、そしてアスタレーヴに対してもようやく前向きに捉えることができた、そんなイベントでした。







とはいえ、(ここからが長い)自分自身を振り返ってみても、オルタンシアへのこだわりとか熱量はそんなに無いはずなんですよね。


アプリで紫や陽花や苑の限定カードが出ても狙って引こうとは思わなかったし、

グッズで彼女らを引き当ててしまっても、他の必要としているリメンバーズにあげちゃってもいいくらいで。


キャストの方々にしても、他に出演されている作品とかラジオとか楽曲を進んでチェックしたりも、あまりありませんでした。



もちろんリステという作品は好きだしそのテーマなんていつも刺さるし、過去のライブやアニメだって素晴らしかったです。


彼女らのパフォーマンスや、キャスト陣のキャラに込める思いの強さ、また他作品でお見かけしたときに感じる表現の幅の広さなどリスペクトしっぱなしで、すごいなと思うばかりというのも本当の感情としてあります。



けれども、どうしても自分はよその庭から眺めているただの外野、といった感覚が拭えないのです。


ふーん、今回の新曲はこんな感じなんだー、みたいな。





それでも、そんな、アニメから好きになり同志さんの誘いで3rdライブを観に行ってからアプリを始めたようなにわか外野リステッパーでも、(ゆゆゆファンだからというのもあるかもしれないけど)花守さんのバトンタッチは寂しかったし、嶺内さんの廃業は悲しかった。



今回の、紫と陽花と離れ離れにさせて、苑を紫とともに「アスタレーヴ」を結成させることに対して、個人的には何の批判もないし、事務所やご本人が公表しない限り嶺内さんの廃業理由も知りたいとは思わない。



一方で、ずっとオルタンシアを応援してきた人たちやキャスト陣からしてみれば、戸惑ってしまったり後ろ向きに捉えてしまったりする気持ちにそりゃなるだろうな、とも思う。


運営が、苦渋かどうかは分からないけど考えに考え抜いた末にこの方針としたのだろうということに対しても同様だ。




ただ、批判はないにしてもアスタレーヴについて個人的にどう捉えるべきかはずっと答えが出せないままであった。








そんなこんなで、彼女らへの捉え方が宙ぶらりんなまま、外野のくせになんか見定めるような感覚のまま、ライブに赴きました。







苑によるレギュレーションの説明から、まもなく恒例のライブ前エピソードパートが画面に映し出されて。


紫と苑がアスタレーヴのライブを企画し、準備する流れで話が進み、ゲストも呼び順調にライブ当日を迎えていた。



ライブ直前エピソードパート終盤、控え室で紫に向けて苑が言う、『楽しみましょうね』と。


その言葉についハッとなった。







ああ、そうだよな、


せっかくだし楽しまなきゃだよな。




大前提をすっかり忘れてしまっていた。

そんなことすら忘れてしまうくらいに凝り固まっていたんだろうな。


大したことないセリフのはずなのに、それは、批判する気はないと思っていたけど批評家気取りになっていた自分に深く刺さったし、そんな自分を恥じた。


ようやくライブに臨む心構えができた。




そんな自分の心境とは関係なく、エピソードパートは終わりオープニングSEが流れる。


音楽について特に詳しいわけではないが、はじめにオルタンシアの楽曲たちのアレンジから始まり、やがてアスタレーヴのインストアレンジに繋がっていっているように感じた。


Chain of FLOWERS。



ライブが始まる。











色んなことを感じながらのライブだった。


陽花が紫と離れることを選択しなければならなかったことも、紫がそんな陽花の背中を押さなければならなかったことも、「そういう展開にせざるを得ないんだから仕方ないよな」とメタな視点になってしまう自分が嫌だった。


「あのね」のイントロが流れたときに感じたある種の喪失感みたいな、何とも言えないネガティブな感情が顔を覗かせて煩わしかった。


ライブ中のゲームコーナー、観客に質問して◯or✖️の回答から特定の単語(今回はコロッケ)をキャスト陣が当てるという企画の説明を聞いて「(おもんな)」と思ってしまう己の器量の狭さに辟易とした。

(乗っかってやってみたらちゃんと楽しめたし)



苑の『楽しみましょうね』という言葉が無かったら、そして、確かな緊張感を抱えつつも楽しんでいる彼女らを見ていなかったら、自分のネガティブな部分や自分が嫌う批評家みたいな品定め精神に囚われて、このライブを全く楽しめなかったかもしれない。


前向きな気持ちでライブに臨めなかったかもしれない。




1部も2部も楽しかった。


特に篠原さんのお姿が、とても健気に感じた。

苑として、アスタレーヴとして、色んな思いや不安、プレッシャーを抱えてのこの日だったんだろうな。


その中で、その上で、苑が言っていた通り楽しむ様子を全身で表現しており、改めて今思い返すと、観ていて気持ちが良かった、という感覚だったなと思う。


そういう想いに塗り替えてくれて、本当にありがたいと思う。



小澤さんも、言わずもがな色んな想いがあって色んなもの背負ってのステージだったんだろうけども、篠原さんを支えつつかえかすを愛でつつ自分も楽しみつつで(椿本Pをイジり倒しつつで)観ていて確かな安心感があった。


過去のブログやライブでその熱量をもうヒシヒシ感じていたけど、今回の最後のMCは一層胸に響いた。


言うもんではないけど、正直今回のライブは小澤さんの想いが一番聞きたいことだったし、自分が聞きたいと思う全てを聞けたことが本当にありがたかった。


頭ではわかっていてもどうしても感情が追いつかなかったり、割り切れない中でも仕事をしていかねばならないこともあったのかもしれない。


選択の権は分からないけど、それでも前に進んでいくことを決めたのかな。




そして、最後の曲として披露されたのは「OvertuRe: 」。


リステ運営さんには一生敵わねえなと思った。



色んなことがあって、作り手として言いたいこともたくさんあっただろう。


言い訳と言われるのも厭わぬくらい現状の説明をしたかったりしたんじゃないかな。



それら全てを、このリステの楽曲と、セットリストでもって表現していた。



何の曲で締めるのだろうかと、内心また見定め精神が覗かせていた自分にとって衝撃以外のなにものでもなかった。



香澄とここぱんなとの関係性も、そんな香澄と支え合うかえも、その場に立つ全員がOvertuRe:がぴったりだったんだろうな。




今までのライブのセトリだってそうだったよな。

本当ニクい演出で最高だよ。












陽花は必ず戻ってくる。


そのときまた再びステージに立つオルタンシアを見れることがとても楽しみだ。

もちろんアスタレーヴとどう交わるのかというのも。


そこに向かうために今はできる応援をしていく。


このライブを境に、もうオルタンシアを可哀想と思ったり、アスタレーヴを品定めするようなことはあるまい。



改めてキャストの方々とリステ運営のことを好きになる、そんなライブでした。







これからも、僕は那岐咲や美久龍のカードだけを求めるんだろうけど。


推し以外のラジオや出演作を進んでチェックしたりしないだろうけど。


オルタンシア・アスタレーヴ関連で納得できない人や嶺内さんの廃業についてモヤモヤを抱えている人たちはいるんだろうけど。



彼女らが遠く永く離れ離れになってしまっても。


心の奥底でどうしても笑顔になれない部分のあるような新しい一歩だったとしても。


推しや推し方も人それぞれだけど。


それでも、あなた方の幸せを願う気持ちだけは皆んな同じ思いであるんだぜと、改めてそう信じたいよなと思うライブでした。






あとは1月の新ユニット「アールシュシュ」「トライアルアムトーン」お披露目ライブ、そして更に6月にある大型ライブもお知らせがありましたね。


リステップの方も物語が動き出しつつあり、新ユニットらの話も展開され、これからどんどんリステに馴染んでいくんでしょう。



彼女らも物語も徐々に進み、変化し拡がっていく。


あとは自分がどこまでついていけるのかどうかだ。



まあ過去や今回のライブの経験から、アニメやアプリのストーリーから、この愛ある作品を見限ることはないんだろうけど。



ともあれ、これから先もそんなリステを楽しんでいきたいなと思いました。



















てなわけで、



久々に綴ってみました。

むしろ本格的には再始動といった方が正しいですかね。


ずっと、書こう書こうと思うだけで、でも実際まとまらんし、てことは実はそんな書きたいことでもないのでは?という日々で、この感想も「これについてなんかふんわり浮かんでるけど、文章にするとどんな感じ?」みたいな自問の末でしたけど、なんとか自分の感情を書けたのかな。

どうなんだろう。



こんな感じで、いや、もうちょっとこう、面白おかしく上手い具合に書きたいけど、そうなるためにもまずはたくさん書かなきゃなのかもしれませんね。




それにしても書ききるのに何週間も経っちゃったな。


その中の生活でまた色々思うところのあることを経験したし、やっちゃったなってことや思い悩むこともあったので、またいつか記録しておこう。むずそ。




まずは「また、もういっかい」の精神で、自分のペースでちょろちょろ書いていきましょう。



自分が何を考えてどう感じたかを、もっと分かるようになりたいものです。
























それにしてもあの腋スカート衣装ドチャクソエッとても素敵だったなあ。