sasasacciさんのブログ -24ページ目

sasasacciさんのブログ

ブログの説明を入力します。

TOTO:キッチンのお色をお選び頂けます。
こちらへどぅぞ。



1階のキッチンは義兄がさっさと決めた。



TOTO:お2階のお色はどうなさいますか?



私:白。



TOTO:当社は白にもバリエーションがございまして



何種類かサンプルを出してくれた。




旦那:俺はこれかな。さっちは?




私:これ。(旦那と同じもの)



旦那:これいいよね





TOTO:次はレンジフードなんですが
標準はこちらになります




私:………
旦那:なんか昔って感じだね。他のってないの?




TOTO:こちらもございます



私:こっちがいい
旦那:こっちがいいね




さっきまで見向きもしなかった旦那が若干うざく感じた。
最初からそうやって見てくれれば楽しく見て回れたのに。



テンションがイマイチ上がらなかった。
キッチンに三百万って高いって分かってる

自分自身が一番分かってる

でも、高いから無理とかぢゃなく、高くてもさっちが気に入るやつを入れてやりたいし、それくらいのワガママは聞いてやりたいって言ってもらいたかった。


頑張って働くからねって言ってもらいたかった。



一番に賛成してもらいたかった。




私がコレって言った時、旦那が、さっちがコレにするって言ったから絶対にコレで!って言ってくれてたなら私はあのキッチンを諦めたと思うしワガママは言えないって自制出来ていたと思う。


でも高いから無理ってじっくり見てもくれなかった。

だから意地になって絶対コレって言ったんだと思う。
本当に欲しかったワケぢゃない。

理想のキッチンだっただけ。



ずーっと旦那の借金を払ってきてようやく完済して、6年我慢してきたのに、なのに何で高いから無理で終わるの?

あなたの借金はキッチンよりはるかに多かったんだよ。


その言葉が出そうになった。



我慢させてきた分、苦労かけた分ワガママを聞いてやりたいって言って欲しかった。


過去の出来事が一気にフラッシュバックされて、自分は愛されているのか?嫁とは何なのか?自分が今までしてきた事は無駄だったのか?旦那には私がどんな思いで一緒に借金を返済してきたのかが届かないのか?


一気に頭の中を駆け巡り、涙が出そうになった。





私:トイレ借りれますか?


TOTO:あちらです。



トイレに駆け込み鍵をかけた瞬間涙が出た。




トイレを出たら旦那がいた


旦那:お腹痛いの?



私:違う



旦那:キッチンあれにしてもらおうな



私:うん



旦那:さっちが気に入るやつが一番だよな




旦那がキッチンの天板を触わった



旦那:これやっぱりいいね~さっちコレにするか



私:ぅん



義兄:これさ、こっちにも収納あるよ。いいぢゃん。


私:これに決めた



旦那:そうしよ






うちの旦那はいつでもそう。言われなきゃ気付かないし、わからない。


本当に家が建つのだろうか?
不安でいっぱいだ。
朝からTOTOのショールームに行きましたにひひ


入ってすぐにキッチンがありました。



それは素敵な素敵なキッチンでした。



もちろんお値段も素敵なお値段でした。



三百万円オーバーガーン
大きな収納(食器棚的な)も込みで。




一目惚れキラキララブラブ!キラキラ

ショールームの一番目立つとこにあるのは一番グレードの高いものらしい。



旦那を呼び止め、さっち、このキッチンがいい~と言ってみた。



旦那:おぉ~いいね~。


義兄:キレイだょね


担当者:こちらは…標準ではないので。お値段がグッと上がります。



旦那、義兄:無理~!



あえなくスルーされ標準のキッチンへ…



一目惚れしているもんだから標準のキッチンなんて見せられても興味もなければ見る気にもなれない私。




TOTOの人が標準のキッチンについて説明を始める。




全く耳に入らない私。
怒りと悲しみが込み上げる私。



担当者:天板はこちらのお色から選んで頂けます。
人工大理石が標準になっております。




旦那:なんか安っぽいよね



私:何でもいいぢゃん。



旦那:さっちはどれがいいの?



私:別に(沢尻エリカ風)



旦那:キッチンはさっちが使うんだから選ばなきゃ。



私:選んだよ。



旦那:どれ?



私:あれ!


三百万オーバーのキッチンを指差す。



旦那:あれは無理だって言われたぢゃん



私:ぢゃあ何でもいい。勝手に決めて。



担当者:さっちチャンあれがいいんだね


担当者は身内なので私をさっちチャンと呼ぶ。




私:あれがいい。天板の色と材質が気に入った。



TOTO:こちらのお色ですね。シンクはステンレスになりますが。



ショールームに置いてあったのはシンクまで天板と同じ材質だった。


私:ステンレス?違うコレと同じやつ。



TOTO:それは出来ないんですよ。



私:これはやってるぢゃん。



TOTO:住宅メーカーさんの枠に入ってないので。。



私:ならこの天板にしたって無意味。



旦那:どうしてもコレ?



私:コレ!



担当者:これの見積りを出して下さい。



旦那:多分コレ以外に変える気はないと思うから、一応コレにしといて。




いやいや
普通旦那なら
コレに似たようなの探してみようとか、さっちが使うんだから気に入るやつにしてやりたいとかって嫁を擁護しろよ!



怒りが頂点にきた私は旦那をにらみつけ喋る事をやめた。