突然ですが…いや~成長というのは感じにくいですねぇ。
いつの間にかこうなっていた…という事に気づく事が多いと思います。
ポイントとなる判断材料がこれといって少ないので、自覚が無いまま“今”になっちゃう訳ですが…。
人体で例えると…声とか~そうですねぇ。
物心ついた時から喋り続けていると思いますが気づいたら今の声になっていた…という感じに。
手足もそうですねぇ~大人になってから体育座りをすると“太ももってこんなに長かったっけ…”
という感覚になる時があるかと思います。
人間は大体、起きて・動いて・食べて・寝るを365日、ずっと繰り返しているわけですが
その同じリズムの繰り返しの中、微量ながら変化していくので意識していなければ
変化の過程は気づきにくい…いや、気づかないですね。
あ、そういえば味覚もそう!子供の頃、お父さんが飲んでいるビールをこっそりとちびっと飲んで
こんなに苦いものを!と、衝撃を受けてましたが、今ではガブガブ飲んでます。
でも、大人になりたての頃は、サワー系ばかりだったなぁ…蜜柑サワー…冒険して緑茶ハイ…。
ん?
蜜柑サワーと緑茶ハイ…?
みはんさわーとりょくちゃはい…
きたんさわーとりょくどうはい…
きたざわがーとりょくどうは…
北沢川緑道?!
という訳で今回のテーマは…?
東京都世田谷区代田にある北沢川緑道を歩こう!!!です!!!
北沢川緑道の起点はもっと奥ですが、せせらぎと緑道がある
環状七号線近くの北沢川緑道からスタートしたいと思います!
今回の北沢川緑道のアクセス方法は小田急線の梅ヶ丘駅または世田谷代田駅下車。
そこから徒歩で環状七号線(東京都道318号線)へ。
どちらも駅から離れておりますが梅ヶ丘駅下車ですと北口に北沢緑道があるので
そちらを辿っていくのが分かりやすいです。
北沢川緑道に到着。
この時期まで待ちました…。
水辺ローが満を持してお送りします…。
春の北沢川緑道で御座います!!!
桜が咲く時期の北沢川緑道は凄いんですよ!!!!!
せっかく記事にするのならば、ベストな時期にお送りしたい!という事で…。
満を持してお届けする!
知る人ぞ知る、水と桜のコラボレーションスポット!
始まります!!!
今回は環七から目黒川まで行き、それで終わりにしようかと思います。
最初は水源の上北沢から東京湾に注がれるまでをやろうかと思ってましたが
流石にそれは厳しいので、どなたでもこのコラムを真似て同じように歩ける…という事でこの縛りになってます。
では、歩いていきます!
こちらが目黒川まで続いている北沢川緑道のせせらぎの水源。
暗渠化、区画整備で、今ではこんな感じで細々と流れておりますが
昔の北沢川の写真を調べて見てみると、結構な河川なんですよね~。
ちなみに冒頭らへんで起点はもっと先と書きましたが
本当の水源の場所は北沢川の上流部分は旧上北沢村あたり(松沢病院近辺)となっております。
今では松沢病院付近に将軍池公園という水辺のある、公園があるのですが
その水辺が名残のようです。
って…写真を撮っていると…池の真ん中の岩が動いたような…。あれ?錯覚か…。
大き目なアカミミガメ!
動いた岩の正体はコイツだったか…。
いわゆる、ミドリガメですね。甲羅干ししている。
お祭りの人気者でしたが今では特定外来生物となり、歓迎されなくなってきています…。
飼えなくなったからって、放流したらアカンよ!
このせせらぎがずっと、目黒川まで続いていくわけですが…。
いやはや、桜と水辺…これを待っていたのだよ…!
ホント、良い眺めです!
近くに寄る事が出来、間近で水辺を見れるのは最高ですな。
この、草の生え具合と石の配置…いいぞ。
…というか、スタート地点から全然動けん!!!
この北沢川緑道…どれくらいあるんだろうかと、長さを調べました。
なんと…4.3km近くあるとか!
過酷な取材になりそう…。
しばらくすると…。
むむむ…?
なんじゃぁ、この場所は?
なにか文字が書かれている石碑がある…。
『代田川のほとりにわれをいこはしむ 柳の花もほほけそめつつ 茂吉』
と、書いてある。
茂吉…という事は斎藤茂吉さん?!
この名前、教科書で見た記憶があるぞ…!
しかし何故、斎藤茂吉さんの歌がここに…? ちょっと調べてみよう…。
なんと!!!
世田谷の代田に住んでいたのか!!!
へぇ〜!こんな身近な場所に教科書で見た人物が近くに住んでいたとは…これは驚きである。
この歌の中にある“代田川”とは整備される前の代田川の事みたいだ。
…代田川!?
待てよ…ここは北沢川だぞ…?代田川とは!?
こちらも調べてみると、どうやら北沢川の通称のようだ。
なので同じものを指しているのか。
やはり石碑は見た方が良いよ…。
ずっと美しい…。
やはり、春は良いですねぇ~紅葉の時期も好きなのですが
この豊かな緑と色鮮やかな花々が咲き乱れるこの時期が一番好きですね。
しかも丁度良い気温だし。あ、花粉は…簡便…。
桜とせせらぎのコラボレーション。
左の歩道がちょっと高くなっていて、高低差があるのがミソ。
いいね…この作り…魅せ方に職人技を感じる…。
お花見をする方達も沢山おりました。
住宅街の中にあるという事もあり、家族連れでかなり賑わってますな~。
近所のこういうスポットあるのは、とても羨ましい限り。
垂れ気味の桜とせせらぎと一緒に収めてみる。
絵になるな…。
というか、ここの緑道はどこを切り取っても絵になる。
北沢川緑道は桜以外の花も咲いております。
これは…ハナニラかな?
花びらの部分が薄く紫がかっていて綺麗ですな~!
先へと進んで行く。
よ~く見ると、柵も川に合わせて蛇行している!おもしろ!
奥には石橋も見える。
我が地元、笹塚にある旧玉川上水にかかっていたな~。
過去に使われていた物を現世に蘇らさせる…浪漫あって良いよね…。
先へと進むと道幅が広くなってきた。
ここら辺は区立代沢小学校ですな。
ふと小学校方向に目をやると…。
うん…?門…かな?
高い位置にあるし、そもそもフェンスで通れない。これは一体なんだ…?
あ、左に何か書いてあるぞ。
『安吾文学碑の由来』
ほうほうナルホド…保存していたものをここに設置したのね。
武蔵野の風と光と若い魂が通り抜けて!まさしく、子供達が集う小学校に相応しい!
この北沢川緑道…景色だけではなく学術的な要素も盛り込んでいるのもいいね~!
やはりその地域にある背景を知っていくと、見方が変わっていくし、地域愛に繋がるね。
先へと進む。
おお!一際咲き誇っている桜の木を発見。
ちょっと拡大して撮ってみるか。
素晴らしいね…。青空と白い花のコントラストよ…。
改めて日本の四季の良さを再認識させられる。
下を見ても上を見上げても綺麗だなぁ、北沢川緑道は…。
あ、それを撮るササローも綺麗です。うそです。
どこら辺まで歩いてきただろうか。
しかし…これだけ歩いていても、進むにつれて風景も変わっていくので全然飽きないな。
これ、散歩するにあたっては大きなポイント!
そんなこんなで歩いていると…。
出た!!!!!
せたがや百景のプレート!!!
コラムにチョイチョイ出てくる、せたがや百景のプレートがここにも。
これに関しては世田谷に収まらず、東京の百景に入れても問題ないね。
いや〜こういった取り組みは誰もがその地域を知れていいね。
まさしく今もそれを体現している訳だし。
とても意義のあるものだ。
そしてオオアラセイトウ。
なんとも鮮やかな濃い目の紫色だ!
桜以外の花を見つけていくのもまた面白いのよね!
だいぶ歩いてきたなぁ…。稲荷橋と一本橋付近まで来たぞ。
という事は…まだ半分も来ていない!!!
地図で見ると近そうで、実際歩くと4kmの道は長い…。
あまりピックアップしていなかったが…この緑道には非常に橋が多いのよね。
この緑道がある代田~代沢近辺なんだけど土地が碁盤目状のようになっているので
せせらぎを横切る道がとても多く、それに伴い、橋も設けられているのだ。
しかも、一つ一つ名前があるのが凄い。
せせらぎ公園近くまで来た。
ここのせせらぎは少し広く、ちょっと野性的。また、周辺の緑は豊かになっている。
都会のオアシスじゃな…。
やはりこの手の風景を見ると旧玉川上水を思い出す。
アカミミガメも居たのでアメリカザリガニとかいるんだろうか…?
淡島通り(都道420号)を渡り、更に先へと進む。
都道420号…って事は…中野通りのあの道か!
たしか、甲州街道を超えると名前が変わるんだよね。ここを北上すると笹塚へ簡単に帰れるぞ。
先程の野性的なせせらぎとの雰囲気とはガラリと変わり
綺麗に整備された、せせらぎとなっていく。
ここら一帯の桜はまだ、開花が遅いようで蕾が多く、それに伴い、人通りも少なかった。
頭上の桜はまだだが…下を見れば実は満開な桜が!!!
という事で芝桜です!!!
ホント、色んな花が咲いていて面白い道だよな~。
上を見上げても、下を見ても桜。粋だね…。
三宿近辺の緑道はせせらぎ部分が丁寧に整備されている感じがある。
なんだか歴史の小道…という感じだな。
代田~代沢近辺は緑溢れる感じだが、こういった感じも素晴らしい。
真っ直ぐな感じが気持ちいい。
何気に架かっている橋が密かに木製に変わってきているのもポイント。
こういった和を感じさせる演出すき。
…地味に疲れてきた。
池尻ぐらいまで来たかしら…?
30~40分近く歩いてきたが…
その間、ずっと綺麗な景色が続いていた。
本当に凄いよ、この緑道は。
また桜を近くで眺める。
ここで豆知識。
この時期になると咲く、桜と梅と桃。
この3種類は色合いと花の形が近いので、離れた所から見た時判断が難しい。
でも、とある部分を見るとある程度、見分ける事が出来る…それは…。
軸である!
実は軸が無いのが梅。
軸が短いのが桃。
写真のように軸が長いのが桜なのだ!
花びらの形でも判断出来るよ!皆も見てみよう!
先へと進むと高い建物が増え、段々と都心に入っていく。
植物だけではなく、こういった風景が変わっていく所も東京っぽくていいねぇ。
更に先へと進んで行く。
綺麗に並べられた石畳のエリアに変わってきた。
ホント、飽きさせない工夫があるのよね。
石畳に古風な橋、そして桜。
周辺の環境は変わり続けても、せせらぎだけは変わらず流れ続けていく。
おおおおおおおお?!?!?!!?
待てよ、待てよ…。
どこかのせせらぎと合流してないかこれ…!?
もう一つ、せせらぎがあるのか!?
これを見たらあちら側も気になるじゃないか…。
これは別途、調査が必要だな!
その合流部分の先には案内とオブジェが。
ほほぅ、もう一つのせせらぎは烏山川緑道のせせらぎだったのか!
そして目黒川への表記があるではないか!これはゴールは近いぞ!!!
この場所で合わさるので、両方の起点でもあるんだね~。
いやはや、こういう表記はホントありがたい…。
北沢川緑道と烏川山緑道のせせらぎが交わった先からは
緑道の名称が目黒川緑道に変わるようだ。
名称が変わっても、風景も変わらず美しいままです。
ここら辺のせせらぎは水深がちょっと深くなっており、そこには大き目の鯉が泳いでました。
しかし、目黒川緑道から散歩する人達が非常に多くなってきたなぁ。
増えたという事は…お!これは人通りがある、目黒川のある国道246号が近いのかも!
こちらでも小さくて可愛らしい色鮮やかな花が咲いている。
せせらぎの中央の植木鉢あったりと、手作り感がある所が本当に“作り上げている”という感じで良いね。
こちらでも鯉が泳いでおりますな。
ここら辺では、せせらぎというよりか小川のような、ちょっと大きな水の流れになっている。
気づけばビルが見えてきましたね~。
都心の一角に歴史がちゃんと息づいているのがいいなぁ。
暗渠になると、どういったものがあったのか分からないまま風化していくので
不便かもしれないが、きちんとこういった証を残していく取り組みは大事だなと思う。
おおお!菜の花も咲いている!!!
菜の花って河川敷に咲いているイメージがあるが
緑道横というのは初めてみたな〜。
なんかリトル河川敷という感じ。素敵。
段々と首都高の大橋JCTが見えてきましたね~。
あとちょっとでゴールです!!!!!
いやぁぁぁあ!!!長かった!!!!!
ということで…
ゴール!!!!!(パチパチ)
ここが目黒川緑道の終点です!
長い!!!いや、マジで長いよ!!!
だけどその長さの分だけ素敵な物を見る事が出来ました。
最高の散歩道だなコレ…。
そして、この道路を挟んだ先が目黒川となっております!!!
…折角だから…見てみない!?
桜の時期になると必ずメディアに取り上げられる、都内で有数のお花見スポットの一つ、目黒川で御座います。
毎年この時期は賑わっております。
まだ満開ではないですが花見客の数が凄い!
川の景色はこのような感じとなっております。
見事なまでの桜並木がここから先、ずっと続いていきます。
老若男女問わず、魅了する桜…。心の底から良いなぁと感嘆のため息。
時期になると提灯が飾られる所も風情があって良いのよねぇ~!
花びらが散り始めると、川は白く染まり、それもまた情緒がありますなぁ…。
さぁて…今日はここで、締めましょう。
という訳でいかがでしたでしょうか?!?!
春の北沢川緑道を歩くは!
桜と水のコラボ…良過ぎていつもの3倍以上写真撮ってます!!!
正直、写真の厳選に困る!!!
あ、そうそう。
実はこの後…時間がまだあったので烏山川緑道を通り、また北沢川緑道を通って帰りました!!!
番外編もお楽しみに!!!
今回もご静聴ありがとうございました~!
Byenow!
2024年8月11日 加筆修正
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