
私はクリスマスツリー 派!
クリスマスが近づきましたね♪
クリスマスツリー、ポインセチア、ケーキの予約パンフレット、イルミネーション、パーティーグッズ・・・。
見かける度、クリスマスムードが高まっていきますね。
元来私も、イベントが大好きな人間ですので、12月になると「部屋をクリスマスっぽくしたいなー」と考えてしまいます。
・・・と言っても、ちょっとしたツリーやリースを飾ったりする程度なんですけどね。
でも、一人暮らしを始めた当初は、やはり部屋の模様替えが嬉しかったこともあり、マトリョーシカのように、サイズの異なったクリスマスツリーを、所狭しと並べておりました(笑)
ですから、「クリスマスといえば何?」という問いかけにはやはり、「クリスマスツリーの群れ」と答えますね(笑)
さて、その部屋の様子はというと、誰の目から見ても「明らかに飾りすぎやろ」という状態でしたので、群れはいつしか、リビングのみならず、トイレや浴室にまで浸食が進み・・・。
にもかかわらず、遊びにきてくれた友人には大変にウケがよく、これがまた笹を調子にのせてしまうという、マトリョーシカ・ツリーの無限ループ状態に陥っておりました(笑)
そんな笹を、10年程前のある日、悲劇が襲ったのです。
それは、クリスマスを間近に控えたとある土曜日のこと。
友人から「今から部屋に遊びに行くよ」という連絡が入りました。
ということでまぁ、いつも、友人を迎える時にそうしているように、ある程度笹なりに(←ココ重要)部屋を片付け、お茶の用意をし、最後にトイレも・・・と、掃除を締めくくるはずでした。
そのトイレ掃除の締めくくりに、水を流そうとレバーを引いた時です。
ハイ、中腰状態から立ち上がった私の右手が、あろうことか、かわいいクリスマスツリーを直撃したんですね。
・・・・・。
それは、一瞬の出来事。
『はずみで』というには、あまりにも悲しい光景が、私の目に・・・。
「あっ!」という声を発する間もなく、さっきまで確かに棚に飾られていたはずの、高さ8cm程のクリスマスツリーが、渦の中に飲み込まれていったのです。
ジャーーーーーッ・・・
ごぽごぽごぽ・・・。
鳴門の大渦に、小舟が巻き込まれるようなことがあったら、さもありなん・・・ 。
笹の時間は凍りつきました。
震える手で恐る恐る、流水のレバーをひねってみます・・・。
すると・・・。
あぁ、やっぱり
水位がみるみるとあがってくるではありませんか?
顔面蒼白。
笹、ぴ、ぴーんち・・・。
ホームセンターに、ゴム製の詰まりとり(ラバーカップと言うらしい)をあわてて買いに走る。
手に入れる。
試す。
でも予想通り、やはり無駄な抵抗。
そしてついに諦めて、修理に来てもらうことにする。
でもアパートの管理会社に説明しようにも、支離滅裂で一苦労。
「なるほど、ツリーが詰まってしまったわけですね。
しかし、え~っと・・・一体どうやったら、ツリーが詰まるようなことになるんですか???
わっはっはっ!」
電話の向こうで豪快に笑う管理会社のおにーさん。
いや、アナタ、笑いすぎですから。
時悪く、年末ということで業者さんも忙しいらしく、結局、修理に来てくれるのは数日後とのこと。
マイッタ・・・。
幸いなことに、笹の住むアパートは実家まで徒歩1分という立地にあるため、トイレが使えなくても、数時間おきに実家に通えばすむわけなんですが・・・。
草木も眠る丑三つ時、パジャマに半纏をひっかけて、こそこそと実家に忍び込んだ懐かしい日々が、昨日のことのように胸によみがえる今、得た教訓は以下の通りです・・・。
教訓:クリスマスツリーの飾りすぎにだけは、注意しよう。
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~余談~
「修理代、いくらくらいかかるでしょうか・・・?」と心配する笹の問いかけに、
管理会社のおにーさんの返事・・・。
「いいですか? あなた次第ですよ。
業者の方が来られたら、『オハヨウゴザイマース』と、少しかわいこぶって下さい」
トイレを目の前にして、この年でどうかわいこぶれば良かったのでしょうか・・・?
誰か教えて下さい。