指圧で痛点を探る | こころの、コーディネート♫

こころの、コーディネート♫

ファッションの楽しさは無限大∞

 

 

 

 

 

【指圧で痛点を探る】

 

この場合も上半身はだかになり、
うつ伏せに寝て診断をうけます。

まず診断を始める前に
背中の表情をよく見ることによっても、
ある程度の診断はくだせます。

不均衡なかたちで
発達をしているところは、
内臓の病変を
表現しているとみて良いでしょう。

 

 

 

温泉や銭湯の休憩所に置いてある
自動マッサージ機は、
肩をたたくと同時に
背骨の両側に軽い振動を与える
ようにできています。

人間は疲れた時など、
この肩から背骨の両側にかけての
マッサージを受けると、
なんとも言えない快い気持ちになります。

 

 

 

背骨の両脇のマッサージは気持ちが良い

 

 

 

 

指圧で痛点を探るⅡ

 

この診断法は、
背中に表現されてきた
病変を探りだすために指圧を利用します。

背骨の上やその両脇を、
指圧の要領で軽く押してみて
痛みのある部分を
発見することによって診断致します。

 

 

 

まず右側の肩甲骨の下のへりから、
腰の上のほうへかけて筋肉が盛り上がり
ちょっと押すと痛みを感じたとします。

その部分が硬結といって、
グリグリしたしこりがある場合には
胆石症や肝臓病の疑いを
考えなくてはなりません。

左側の肩甲骨の下のへりから
腰の上の部分にかけて
同じように圧痛や硬結がある場合は、
胃炎や胃潰瘍を心配しなければなりません。

左側の肩甲骨と背骨との間に、
筋肉の不均整な盛り上がりや
圧痛、硬結が見つかったら
心臓に異常があるといえます。

 

 

 

 

 

 

 

指圧で痛点を探るⅢ

 

さらに背中だけでなく、
頸の筋肉についても同じことが言えます。

やはり、
左右の均整がとれていることが
大切になってきます。

 

 

 

左側の後頭部から頸にかけて、
筋肉の盛り上がりや圧痛がある場合は
神経衰弱、心臓疾患、高血圧、肩こり
五十肩、坐骨神経痛を考える必要があります。

右側の後頭部から頸にかけての
変化がある場合は、
肝臓病、胆石症、胃、十二指腸潰瘍
胸やけ、胃けいれんなどを
起こすことがしばしばあるそうです。

 

 

 

 

もう一つのポイント

 

これまでのように
圧痛点を確実に探し出すことは、
重要な意味があります。

もう一つ重要なポイントは、
指で押した場合、
"痛い"ところと
"こころよい"ところがあることに
注目してみたいと思います。

 

 

"実"と"虚"の存在を知る

 

古来から東洋医学では、
この二つの違いを非常に重要視しています。

押して痛いところを"実"と呼び、
こころよい部分を"虚"と呼んでいます。

"実"の部分は病的な反応が強く、
周囲の筋肉が硬くこわばって
その病的な部分を守っているために、
押せば痛みを感じるのです。

なので指圧の場合は、
この"実"の部分に対しては
力を抜いてやわらかく
軽く揉むようにして筋肉のこわばりを、
ときほぐすようにすることが必要です。

反対に"虚"の部分は、
強い痛みを感じない程度の
力を加えてもかまいません。