昨今、メリハリのついた天気、気候で
梅雨を通り越しての真夏の暑さ!
なんでもメリハリあるのは結構好きな方ですが、
着物はもう完全夏仕様で、それでも汗だく、
結局あまり単衣の着物は着なかったような、、、
夏用着物下着もいろいろ試したけれど一周回って、今は安い浴衣下 着ています。
朝から町内会の溝掃除があり、着方の授業と、
そして1日しか募集出来なかった「大島紬について」のきもの寺子屋番外編講座は午後から約3時間ちょっと越え、結構メリハリのついた1日になりました。
大島紬についての講座は、
ちょっとレア版の本場奄美大島紬共同組合の製造工程DVD(ダイジェスト版)を見ていただき、より理解を深めていただくための下準備をしてから、説明に取りかからせていただきました。
プロジェクターに映し出したもの、、、iPhoneで撮るとなぜか青く写る?
イギスがついた生糸を綿糸(ガス糸)で織り締めした絣筵(かすりむしろ)の実物を触って、こんな感じなのかと“大島紬は二度織る”を実感していただいたり
一品分しかありませんが、本物です。
そしてそこら辺の木屑に見えるけど、タンニンを多く持っているテーチ木、これも本物です。
これを煮出して茶色い染液を作ります。
祖父母、親世代では大島紬を持っている方も多く、譲ってもらった方や、リサイクルとしてもかなり安く多く出回っているため、大島紬とはいったいどういうものか、いろいろある絣の種類や、何が本当に良いものか、着る本人が気に入っていれば良いと言うもののはたしてホンモノかどうかということなど興味はつきません。
そこで私の手持ちの大島(マウントを取れるほどいいものはないのですが...)を触ってもらって、
これは泥染の感触、これは黒色でも科学染料の感触と違いを感じたり、
村山大島との絣を比べてもらったり、
大島産地ではない大島もいろいろあることなど、
そうすると、これは何でしょうと疑問・質問もムクムクと。
話がつきません面白いです。
私は母の証紙のない着物が何者?であるか知りたくていろいろ調べたりしているうちに、きっと同じように知りたい人もいるのではないかと講座としてまとめたものがきもの寺子屋です。
ちょっとウザいぐらい説明することや、あれもこれもと入れ込んで、時間がオーバーすることもあり・・・
もっとコンパクトに的確に伝えることができたならと、いつも反省しています。
今日は綿麻の5−9きものを着ていましたが、エアコンのついた部屋にいても脱いだら結構半幅帯までしっとりと湿っていました。
夏はすぐに洗えるものが便利ですよね。
汗臭くなると嫌ですし
ねこばんさんのペンダントにも出来る帯留め、クルクル回らないように透明ゴムを使って留めています。
“きもの寺子屋”番外編も皆さまのリクエストのお陰で増えました。
講座ご希望の方は、よろしければスケジュールをご確認していただき、空欄日の午前・午後でしたら、お1人様から承ります。