これから見る見る暖かくなっていくでしょうから、今のうちにとあわてて郡上紬を着ました!
とっても優しく柔らかい真綿に包まれる感じ。
帯はエスニックな型絵染 バティック。
帯芯がしっかりして、きっと良いものを使ってくれてたみたいで締めやすい。
一度お譲りしようと思ったこともあったけど、思い止まって良かったです。
紺色を基調に黄色を添えたコーディネートです。
実は道明の帯締めからコーディネートを考えたのですが、自分では良いんじゃないかと
しばらく体調を崩された生徒さんが約1ヶ月ぶりにお稽古に来られ、忘れていないか心配したのですが無用でした。しっかりお家で練習していたようです。
着方の練習をしてから、わざと暴れて着崩れた時の直し方や帯のタレの跳ね上がりを補整なしでなくす方法、帯枕の浮きをなくす方法を説明して、と言っても理由がわかれば簡単ですが 笑!
ささら教室は、来れる日を次々に予約していく方法ですので、1か月や2か月空いてもかまわないのですが、着物の着方は一気に覚えてしまう方が良いように思います。
着られるようになってからは、ほんの少し間が空いてもすぐに思い出せるのですが、覚えている途中で間を置くと、またゼロに戻ってしまいます。
今まで覚えたことがもったいない!
その後はブラッシュアップのため、1ヶ月に1回でも変なクセがつかないよう、要は練習に来てくださると良いのですが…
そして帯枕のお話し。
私の推しの帯枕は、たかはしきもの工房さんの空芯才ですが、好みは人それぞれなのでどういうものを使われてもいいのです。
教室では出来るだけお持ちの小物を使って練習していただいています。とにかく実感してみることが大切なので。
ただ前回練習に来られた時のこと、上手く枕の紐が結べず四苦八苦されていました。使ってみたからわかったのです。
理由は枕に被せている紐。
ガーゼなのはいいのですが、分厚過ぎてゴロンゴロン!
結んだとき帯の内側に入れるのが大変で、それも存在感ありありできっと圧迫感があるはずです。
それで他にもあるということで、おばあ様の帯枕も持って来てもらいました。
枕自身は柔らかく良いのですが、ガーゼの紐がかなり弱っていて破れそうでした。
なので、私の帯枕のフィットカバーが余っていたので(長沼静のかなり使ったものなので申し訳ないのですが)使ってもらいました。
これの良いところは、いろんな大きさの枕を入れて使えること。
礼装用の少し大きめの帯枕から、振袖用の小さめ、つの出しの時はボール紙やチラシを入れると便利です。
また枕の横から出る紐は幅がありますので、食い込まず枕が安定し、帯揚げもきれいに整えられます。
古い帯枕で、細い紐やストッキングのナイロンのような紐が付いているものはしっかり固定できず、そのためきつく締めると食い込んで痛いです。私は使いたくありません。
着付け道具って何でもいいようで、物によっては着姿や快適性が全然違ってきますよね。
“弘法筆を選ばず”と言いますが、自分で着る時はなるべく上手く着れるもの、快適なものを使いたいです。
ただ、いろいろ試し過ぎて物が増えて大変ですが...
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