今更ですが、1月の初釜に初おろしの柴田織物さんの縫い取りお召の付け下げに、お気に入りのとみや織物の紹巴綴れの袋帯を合わせて、気分を引き締め参加した時のことですが、このコーディネートに一つ気に入らないところがありました。
帯締めです!
いつも紬が多いので、訪問着や付け下げなどの略礼装に合わせる帯締めをそれほど持っていなく、色などを合わせていくと、写真のものに落ち着きました。
帯締めの格や色味も特に問題はなくそんなに悪いとは思わないのですが、しっくりこない。
折角の着物や帯を活かしきれていない、、、
それからは、ずっと手組みの格のあるものを探していて、やっとこの着物に合うだろうと思われる平田組紐(平田ひも)の貝ノ口亀甲組を手に入れました。
着物の色とリンクさせ、
それにマイパーソナルカラーのウインター色です。
以前組紐を習ったことがあり、帯締めには思い入れがあります。
なので、難しい組み方のが欲しくなるのです。
帯締めは、着物や帯の付け足しではなく、コーディネートの主役だと思っています。
合わせ方によっては、お気に入りの着物が急に安っぽくなったり、逆にすごく良いものに見えたりするから不思議。
もちろん半衿や帯揚げも大切ですが。
気になる帯締め工房は多くありますが、個人的には平田組紐さんと道明さんの締め心地がしっかりしていて好みです。
組む人、帯締め工房によって、同じ組み方でも硬さが微妙に違っていますので、好みを探すのも面白いです。
有職組紐道明さん、締めやすく着物も引き立ててくれるので大人気です。
しかし人気がありすぎて、本当に道明だろうかと思われるものもリサイクルで出回っているとのこと。
空き箱だけメルカリで売っているのも見られ...どう使われるんでしょうね
でも、気に入った帯締めなら、何処のものでもいいんですがね。
そのためか、道明さんの2018.12のInstagramで、見分け方が紹介されています。
タグがあること(タグなしは35年以上前の可能性も)と、切り房で3cmが条件です。(5cmあっても3cmに切り揃えることは簡単ですが)
ささらきもの着付け教室のきもの寺子屋では、帯締めの重要なこと全て詰め込んだ講座もしています。
12、組紐(帯締め)の選び方 ★★☆
・種類やTPO、季節による帯締めの使い方
帯締めをコーディネートするにはどんな種類があるのか、歴史から紐解き、組み台の種類、組み方、房の種類、手入れまで詳しく説明をいたします。
帯締めも奥深いのです。
以前受講していただいた方からご感想もいただいております。
ご自分の帯締めを持って来ていただいて、コーディネートはどうするか考えるのも楽しいです。
自分で言うのも恥ずかしいですが、好評です♪
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