毎年のことながら、もう今年は着物を買わないと年始に強く決心をするのですが、いつも1月にもろくも崩れ去ります。
で、しら〜っと2月になってから着るのでした。
絵絣の弓浜かすり、、、変わったのがあれば欲しいかなと思っていたぐらいでしたが...
ちなみに弓浜絣について
2年程前に鳥取県の弓浜絣の工房を訪ねたのですが、商品や機を催事のため送ってしまった日と重なり、見られなかった悔しい思い出があります。
リサイクル品ですが、サイズも許容範囲で、布地の糊の感じから着用感もなく、手織りの単衣仕立て。
顔も体型も民芸調なので、野望ったくならないようにコーディネートするのは四苦八苦ですが、限度はあります
手織り木綿の裂き織りの短い名古屋帯に、綿の黒刺繍半衿、
帯締めは綾竹台で随分前に組んだ矢羽根に、帯揚げはハギレを利用です。
使い込めばウールに似たほっこりするような柔らかい弓浜絣は、単衣仕立てでも9月頃から6月頃まで着られます。なんなら冬にちょうどいい感じ。
※手洗い前提の木綿きものは、裏地のない単衣仕立てが便利です。もし裏地が付いていたら、洗った時、表地と裏地の伸縮率が違うので、丸洗い(ドライクリーニング)するしかありません。
一昔前の高級木綿(“よそ行きの服”って子供の頃言ってました^ ^) には絹の裏地が付いている場合が多いので、これはこれで家で手洗いなんぞしないからと考えられていたのでしょう。
何より色が藍ではなく、一見茶色に見えます。木綿きものといえば藍色ですがめずらしい!
最高じゃん~これを逃したら夢に出てくると思って、手を出してしまいました。
経糸(たていと)にはどうやら茶綿?の糸が使われているようだと思うのですが不確か。
緯糸(よこいと)には白の和綿を藍染めした絣糸が使われています。
縦緯に平織りすると、眼の中では混色してこのような味のある色に見えるんでしょうね。
模様の所は白の和綿と茶の和綿で、うっすら茶色。
「柳に鳥」の模様?燈篭もあることからお庭かな。
昨年、和綿を植えてみたのですが、初心者のため上手く育てられませんでした。
着物の上に置いているのは、弓浜の伯州綿(はくしゅうめん)ではもちろんなく、我が家で取れた綿。
その中でも より茶綿はあまり収穫できずで、
白の和綿はそれなりに量も多く、時期も長く収穫できたのですが、何が違うんでしょうね、、、
緑綿もあるそうなので植えてみたいと思うのですが、種はどこにあるんでしょう。(話が飛ぶ~)