クローバークローバークローバー
大阪府寝屋川市で和める個人のきもの教室をしています「ささらきもの着付け教室」の三木やすよです。

 

教室のこと、きもののそうなんだ~と思うこと、日々のとりとめのないことを、つれづれに書いています。どうぞお付き合いくださいませ。

 

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台湾🇹🇼に近い日本最西端の島、与那国島。

 

 

今回の旅の目的の一つは、与那国織を見たい!生まれた島へ行きたい!と思った事からですが、飛行機を乗り継ぎ乗り継ぎの遠い所でした。

塩気の含んだ湿度70%の暑さもあって、ちょっとしんどいでしたあせる

 

 

沖縄の染織は美しくて興味があるのですが、きもの文化検定を勉強していた時も、沖縄の方言の固有名詞はなかなか覚えられず苦労したものです。

 

また人気がある故にニセモノというか真似をされることも多く、真似が悪いことではなくそこから発達発展していくのが文化ですが、私は購入するときは出所はハッキリ知っておきたいと思う方です。

与那国花織によく似たものは京都でも織られています。

 

 

行って知り得たことも多くあり、絹の与那国花織は内地向け、沖縄県では暑すぎて綿や苧麻(ブー)を着用することなどは、頭ではわかっていても、この地に来て肌で納得しました。

 

 

与那国伝統工芸館

 

与那国花織のストール作成中

花織綜絖にも違った花織を印刷した紙を貼って、間違わないよう工夫されています。

 

 

 

与那国島の織物

「与那国織」の歴史はおおよそ500年。

島の文化を活かした様々な技法と工夫で、独創性の高い貴重な織物です。

なかでも琉球王朝のあった首里の影響を受けた鮮やかな色彩と幾何学文様の「与那国花織」は、王府への貢納品として、島の織女たちが織りつないできました。

 

与那国織は次の4つに分類されます。

 

 

与那国花織

表地に緯糸、裏地に経糸が浮く立体的な花模様が特徴の両面浮花織です。

図柄は花紋様の幾何学的な組み合わせが多く、紋柄を構成する花の数により、ダチン花(八つ花)、イチチン花(五つ花)、ドゥチン花(四つ花)、トゥング花(網の目の花)と呼ばれています。

格子縞の織り合わさった色合いの中に美しい花々が咲き誇っているかのようです。

 

 

 

与那国ドゥタティ

白と紺と黒の格子の綿麻織物、綿織物で、4枚の布を合わせて作ることから、ドゥ(4枚)タティ(仕立て)と言うようになりました。

ブー(苧麻)や綿を使用し、衿は黒、袖は短く、丈も膝下2寸ぐらい、簡素で涼しいように工夫され、かつては島の日常着でした。

男性はスミディ(黒色地)、女性はミディルディ(水色地)の縞柄を着用していました。

今日でも豊年祭や島の祭事にはドゥタティを着ています。

 

キューピーさんのドゥタディかわいくて、徳美(さとみ)工房まで行って購入しました。

 

 

与那国カガンヌブー

「カガン」は鏡、「ブー」は紐を表し、主にドゥタティの帯として用います。

昔は綿と苧麻の交織でしたが、現在は綿が主流。

地染めには琉球藍を用い、2本の白い横縞の間には2つの絣を上下にずらした「ミトゥダ絣(夫婦絣)」、両耳の段々縞は「ムカデ」と呼んでいます。中央のミトゥダ絣は夫婦を表し、模様全体は、男女の愛ドキドキをうたっているそうです。

 

 

与那国シダディ

苧麻や綿など白系統の地色に福木やシャリンバイなどの草木で染めた、赤、黄、青、黒の糸を市松模様に織り込んでいます。

五つ(いつまでも)七つ(何事もなく平穏に)九つ(9つの願いが叶えられますように)の思いを込めて、五つの紋柄を七つ、両端に九つの縞柄で構成しています。

呼び方は、板花シダリ、板花手巾(しゅきん)、ウナイ手巾、ウムイヌ手巾、花織手巾など。

舞踊など頭を覆ったりしますが、与那国島出身の米寿を終えた方の葬儀でもよく用いられます。

 

 

 

島の草木で染色

北の祖納(そない)、西の久部良(くぶら)、南の比川の3つの集落を結ぶ道の両側にはクバやバショウが茂り、集落が近づくとフクギやブッソウゲ(ハイビスカス)なども見られ、それらの植物が染料の材料となります。

大変根気のいる作業で、刈り取った植物は薪をくべた鍋で煮出し、染、媒染、洗いを繰り返し、納得いく色に染め上げます。

 

 

 

 

与那国島の観光としては、Dr.コトー診療所の撮影場所があります。

結構、観光客いました音譜

 

 

ものすごい強風、かなりの日焼け! 軍艦岩

 

 

人頭税のかなしい歴史の地 久部良バリ

人減らしのため妊婦はここの割れ目に飛び込まさせられました泣

 

 

かなり純度の高い在来馬 与那国馬

小型馬ながら与那国の人たちとともに生活してきた貴重な遺伝資源

 

 

飛行機の待ち時間があったのでクバ餅を食べることに。

上手に結べなくて四苦八苦していたら、見かねて売店のおばさんがササ―と食べれるようにしてくれました。

あっさりしたお餅で好きかもチョキ

 

 

 

与那国島飛行機石垣島飛行機那覇飛行機神戸でした。

 

 

 

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