大阪府寝屋川市で和める個人のきもの教室をしています
「ささらきもの着付け教室」の三木やすよです。
教室のこと、きもののそうなんだ~と思うこと、日々のとりとめのないことを、つれづれに書いています。どうぞお付き合いくださいませ。
茶道のお稽古に、カンボジアIKTTのクメール織物の名古屋帯を久しぶりに紬に合わせて締めて行きました。
皆さんからとても評判がよかったです。
着物や帯はローテーションで空気を吸わしてあげないと痛んでしまうので、
タンスに入れっぱなしは、大事にしているようで虐待しているのと同じですから。
IKTTクメール織物は、10年ほど前にカンボジアに行ったとき、
(故)森本喜久男さんが大切に作り上げた「伝統の森」で、蚕から生糸を引き、括りも、染めも、織りに至るまで、すべてが現地の方の手作業で出来上がるもので、
とても見たくて計画していました。
もちろん、アンコールワットも圧倒されるほど素晴らしいでしたよ。
そこで買い求めたスカーフ3枚、そのまま持っているのもいいのですが、そのうちの1枚を布を足して名古屋帯にしてもらいました。
こんなややこしい仕立てを請け負ってくれるのは藤工房さんしかないと思い持ち込んだのですが、
スカーフですから絶対的に布が足らないので、色がよく似た正絹の反物を用意し、あらかじめレイアウトを考えて、ああでもないこうでもないと相談したのを覚えています。
出来上がったのがコレ!
浦野利一さんの縦節紬に合わせました。
どちらも布の力が強くて、ちょうどいい具合に釣り合いが取れました。
コーディネートは生地の声も聴くといいような…
グレーヘアもだいぶん進んできて、あと半年ぐらいで全部白髪かな!