大阪府寝屋川市で和める個人のきもの教室をしています
「ささらきもの着付け教室」の三木やすよです。
教室のこと、きもののそうなんだ~と思うこと、日々のとりとめのないことを、つれづれに書いています。どうぞお付き合いくださいませ。
昨晩遅くまで講座テキストの見直ししてました。
で、少しでも負担のない着物にしないと体が持たないなぁと思い、大島紬を引っ張り出してきました。
なんだかんだ言っても、着やすい着物は大島と結城に戻ってくるようです。
特に、今の時候には大島紬ですよね。
「春結城に秋大島」♪
まさに、今の時候これですよね。
この言葉は昔からある言葉で、最近はこれを逆にしている人が多いのが残念です。
結城紬は地厚なので単衣で春にも着られます、大島は地薄なので単衣には向きませんので裏を付けて秋から着ましょうという意味です。
実際に着てみると秋はまだ暑さの残る時もあるので、大島紬の薄い生地の感触が気持ちよく、袷仕立てで着るとペラペラ翻らなくて本当に着やすい。
一方、春は日差しが明るいわりに底冷えが厳しいので、結城紬は軽やかに単衣仕立てや胴抜きでも暖かでいいのです。
もっと言うと、結城の単衣は他の単衣の着物の時期に着ると暑いですので、私は遠慮します。
やはり、昔の人の言う通り
ただ、色や柄などから秋に結城の方が合う時や、春に白大島(もちろん袷仕立て)も素敵じゃない
ってことで、それぞれ自分のセンスを楽しんで着ればいいということになります。
藍泥大島に琥珀織の博多帯