ドイツの朝は、パンより先に豆を挽く音がする。

成人のほとんどが毎日飲み、ハンブルクの港には生豆がどんどん集まる。

 

豆の売上は記録更新、なのに財布はインフレでシビア。

 

家では全自動で“鮮度は自給”、街では独立系が丁寧に一杯。

そこへVC仕立ての2.5ユーロ“速いカプチーノ”が参戦して、ベルリンの空気が少しピリッ。

 

一杯の値段は上がっても、香りへの執着は下がらない。

 

けれど結局、みんなコーヒーには本気だ。