ちょっと呪いを吐きたい日




藝大や美大の受験エピソードを見かけて

うわぁってなった


相変わらず、相変わらず、

ほんとクソみたいな世界のままなんだなぁ



もう10年以上前だけど、

多摩美の一次試験の人物着彩


いつになってもモデルが来なくて

困惑してた数十分遅れて面接官が


「モデルは来ません。

居る想定で人物着彩を制作してください」


っていう阿鼻叫喚エピソードあった



藝大の建築試験で、

目隠しして観光バスで1時間以上した先で

デッサンする課題、


実は藝大からそんなに離れてない近所で

近隣の受験生は好条件ポイントを抑えやすかったラッキー問題だったっていう



私が受験生の時も、


予備校講師の時も



皆、口を揃えていってたけど


若い才能ある学生を弄ぶなよって

毎年、思ってたよ…

(さすがに多摩美の相当怒られた、とは聞いた)


別件だけど、


デッサンの締切1時間前にお茶を画面に溢して、

残り1時間、お茶をこぼした部分を

カッターで薄ーーーく削いで

白い紙の面を出そうとしたけど

落ちたエピソードは知り合いです

(勿論、落ちて三浪した)


多摩美の合格者作品で

一次も二次もムーミン描いてた人居たけど、

今も元気に油画描いてるかな



あの陰鬱とした受験の末が、


頓知がきいた人が合格なんだから、

くだらない世界ですわよ


でもあの陰鬱さが

皆、根底にあるんだよな〜懐かしい匂いだ


才能が悦びや祝福だなんて

思えなかったもんなぁ


どう考えたって


感性も技術も呪いであり、足枷でしかなかった


別に美大や受験のせいだけではないけど、


不要な葛藤だったと思う



それでもまだ描けというの。

心を蹂躙してまで、続けないといけないことなの