最近センチメンタル書くのが
流行ってるのか?笑


高校入って夏の終わりの頃

家出したことがある

その話

”今更だけど・・・「反抗期」ってあった?”
滑り止めで受かった学校に

往復3時間

週6日の学校生活を始めて

半年が経とうとした頃


私は


気が狂いそうな劣等感を抱えていた


失敗した受験、気の合わない同級生

好みじゃない制服、7時前に登校する日々

退学と隣り合わせの厳し過ぎる校則


巷に『高校生ライフ』、とは程遠かった。

あの頃の日記に『牢屋みたいだ』と、あった



気が触れないように『普通』に生きていくことに

溺れないように

ただ、必死な毎日だった


その日、21時頃

居間のパソコンで
洋楽のロックのPVを観ていた


帰宅した父に、背中で返事をしながら

ぼーーっとしていたら


いきなり怒鳴りつけられた


この頃の父親のモラハラっぷりは、相当で

家具を蹴り飛ばしたり

ここに書くのも憚られるような暴言が

とにかく酷かった


あー、またキレてんなぁっと

げっそりしていたら

「出て行け!」と言われて

ブチっと頭にキた。


おー、それならこんな家、出て行ってやるよ


っと二つ返事で

そのまま家の外に出た


後ろの方で

「靴を履いて出て行くな!」

と訳の分からんクソが

なんか言ってるが


「出て行け」言うたのは、お前やろが
クソボケが



この頃、私は幼少期に住んでいた地元から
引っ越しており

近隣に『知り合い』が1人も居なかった


そうしたら、どうするか

歩いて行くしかない。

何も説明しなくても話の分かる
昔の地元の幼馴染の家まで歩くしかない


そうして1時間ほど田舎道を歩いた

わりと物騒な田舎なので

街灯もない田舎道を制服で歩いてたら

ヤンキーに拉致とかされなくて
本当にラッキーだったと思う


窓をノックして開けた時の幼馴染の驚いた顔が
今でも忘れられない(編み物してた)

「今晩、泊めて。家出してきた」

案の定、幼馴染と家族は

「あら〜家出?ゆうこちゃんが?やるねぇ☺️」

っと快く泊めてくれた



そういえば、母には何も言わずに
出てしまったな、と思い

後押しもあり電話すると

ワンコールで母が出た

「疲れて寝て起きたら

お父さんは謎にブチギレてるし

ゆうこは出て行ったって言うし、驚いたわよー!」

いつものこどもな母でホッとして涙が出た。


一晩泊まって、お金を借りて
電車に乗って帰宅すると

居間に、ふんぞり帰った父


今思い出しても、めんどくせー帰宅だったわ(^◇^;)



懐かしい。