人によく聞かれることの中に、
「どうしたら、そんな色の数が扱えるの?」と言うのがあります。
作家仲間にもたまに聞かれるのですが
実は、とても困る質問です笑
持っている錐体の数が多いのかもしれません。→は37色見えました。


絵を描くことに、様々なセンスがいります。
色彩感覚、構図、発想などなど…
こういったセンスは、
自分自身は気づかないで人に指摘されて気づくことが多いものです。
人と違うから指摘される、個性なのですね。
私の色彩感覚に関しては、まさにそうでした。(10年に渡る、お世辞だと思ってました)


センスは全てを持ってなくてもいいんです。
初めから全部持っていたら、
多分つまらなくなり、飽きてしまうと思います。

飢餓状態の好奇心と探究心が
物事を前進させるヤル気スイッチだと思うのです。

感覚的に知っていることの説明は難しいですが、
努力して身につけた理屈の説明は出来るかもしれません。
分かることだけ少しだけお話します。

私自身も常に模索しています。
どれが最善で、どれが効率の良い方法で、どれが正しいのか。

今日、面白いWebの記事を見つけました。
→「理屈はいらない。体で覚えろ」



体験は、日々の誰にでも出来る事の積み重ねが経験となり、いつしか自信になる。
しかし、人はそれになかなか気づかない。
その自信を磨けば個性になる。

というのを何かの本で読んだことがあります。

例えば、料理をするの事と同じです。
初めは恐々とお米を計り洗い、
季節やお米の種類や炊飯器によって
水の量を変える事を知り、
いつしか気に病まなくても、余所見しながら米を炊くことが出来ます。

一時期、どうしたら良い構図が描けるか悩んでいたことがあります。
色んな人からアドバイスを受けましたが机上の空論…。
いつだって、作品は私の手の中から生まれるのです。
それを信じて描くしかないと分かりました。

行動しないと何も変わらない。
勝手に絵は出来上がらない。
失敗してやり直して、手順を知っていく。
これの繰り返しです。
そのうち悩みの解決のスパンが短くなってきていることに気づきました。

遠回りしているかもしれませんが、
寄り道の先で良い貰い物もあると思います。

探し求めてる

とにかく、私は信じて描くしかないのです。