アートに触れ合う機会が無い、
アートを買う事に抵抗があると言う方が結構いらっしゃいます。
それと同時に、正しい見方がわからないとも。こんな記事を見つけました。

「結局アートの正しい見方なんてものはない」


本来、私を含め作家は
何かを喋って人に伝えるのが下手くそです。
それなのに、とても感動屋で人に伝えずにはいられない性分です。
《内向的お喋り》といったところでしょうか。

先日の会期後に美術館に行き、
広島の街並みをラフに描いた風俗画がありました。
広島の、胡町、八丁堀、蟹屋、鉄砲町などの街並みです。

私は既に広島の展示会に3回参加、滞在しています。
8泊9日…つまり合計27日間、約一カ月は広島で暮らしたわけです。

そして毎度行くたびに、何かしらナニかが起きます笑
広島は私にとっての故郷、というよりも
青春の地と言う呼び方の方が正しいかもしれません。

私は、あの風俗画を見て、市内の景観をただ描いてるのではなく
戦後復興後のにぎやかになりつつある、活気付いた街に愛おしさを感じて
歓びながら描いていたのだなっと
直感ですが、そう思いました。

色の選び方、筆の踊り方、構図の取り方、全てが広島を愛している証拠だと思いました。

それに触れ合えて良かった。
そう思える気持ちが大切なのだと思います。
そして、それをずっと慈しむ事がアートを買う行為なのだと思います。

アートを買う行為は特別なことでは、ありません。
生きる歓びを感じられるならば、
きっと出会いたい作品に出会える機会があるのだと私は思っています。

ここまでの制作で30分

ここまでの制作で30分