私には子どもが2人います。


性別は伏せますが年の差きょうだいです。






上の子には私が乳がんであるということを伝えました。


「ガーン」と声に出して冗談交じりにお決まりの反応をしたかと思えば…


「ママのおっぱいが無くなったら次の赤ちゃんはどうなるの?僕(私)は一番上のお兄ちゃん(お姉ちゃん)になりたいの!」


2人の子どもで十分だった私は拍子抜けでした。


とても可愛く笑いが止まらなくなるような反面、生きるためなら乳房切除への躊躇いが薄れつつあった私になんとも切なくなる言葉です。


下の子が可愛くて仕方ないからこそ、もう一人赤ちゃんが欲しいということみたいで、私の一生の宝ものです。


甘えることは増えましたがお手伝いも率先してくれており、下の子と支え合おう、という様子が見て取れます。






下の子は癌と分かってから最初の発熱がありました。


この先発熱してもそばにいられないこともあるかもしれない、感染症が引き起こすリスクに怯えることだって…


一気に不安になりました。


そして発熱以来、仕事前に預ける度、泣くことが増えました。


通院で子どもたちを祖母に預け、留守番することが増えたからか母子分離の際には必死で私にしがみつくことも増えています。






私はとなりのトトロが大好きです。


小さい頃からジブリ映画がそばにありました。


サツキちゃんとメイちゃんのお母さんの気持ちが今ならすごく理解できるような気がします。






寂しい想いをたくさんさせてしまってごめんね…


一緒に強くなろうね…


何年か後にあのときは大変だったね、と笑い話にできるように…


そんな想いです。