形状変化について('15-5-2) | ばんぶーのブログ

形状変化について('15-5-2)

GWが始まったので何となく記事投下。

まぁぶっちゃけるとただの使い回しなんですが、ちゃんとブログに置いてなかったと思うので。


今回のテーマは「形状変化」

これまで変化系能力の1つあるいは特性と取っていたところだったんですが、果たしてそうなのかという話。


性質変化、恐らく厳密にいえば"性質付加"は変化系に属する能力で、SOCもかかるし術者の生まれ持ったオーラ系統に応じて威力・精度も関わってくるだろうことは感覚的にも納得できるのだが、どうにも

「形状変化=変化系能力」

という括りに疑問があった。


というのも、オーラを剣の形状にしただけではもちろん相手を切ることはできないし、竜の形にしたからといって、その爪やアゴで相手を引き裂くこともできないですよね。
あくまでオーラにその性質を加えたから、それで切ったり引き裂いたりすることができるのではなかろうか。

それも―能力によって「鶏が先か卵が先か」みたいな話になりそうだけど―ゴンのジャジャン拳チーで言うと、

1:全オーラを剣の形する ★「形状変化」 SOC消化?

2:剣の形のオーラに"刃物"の性質を付加する ★「性質変化」 SOC消化?

みたいな感じで2段階のオーラ消費になってしまうんですかね。


形状変化と性質変化でそれぞれコストは違うかもしれないけど(前者がコスト低い等)、それぞれにSOCが掛かるとなると変化系は結構コスパが悪いような気もする。戦闘中では状況に合わせて常に形を変えるでしょうしね。

形状変化と性質変化は同時に行われる―とすると、オーラの形を何かにしたらその時点で性質を得るなら修行何それおいしいの?状態に陥りそうだし、

性質を付加すると思念の通りに自然とその形になる、というなら変化系の修行は詰まるところイメージ修行で始まり終わる気もするし、ヒソカのドッキリテクスチャーの様にその状況に応じた量や形への対応がし難い様に思われる。


また、話変わって「凝」という念技術があるが―いわゆる系統別の念技術ではなく通常の念技術であるのだが―ある意味ではオーラの形状変化とも言えてしまう気がするのだ。
自然体としてあるオーラの状態を、術者の意図する部位に集めたり、その結果として他の部分は減少させれば、それだけである程度の形を作ることもできてしまう様にも思われる。

大まかな形状変化(凝)は通常技術(ROCのみ)だが、細やかな形状変化は系統別技術(ROC+SOC+威力・精度で減退ありうる)というなら概念の"分類"としては理解できるが、実質的効果の違いを考えると納得行かない部分も多い。


―と、そんな具合で細かいところは端折るが、「形状変化=変化系」には以前から疑問があったのだが、それを上手く理解できずにいたのだ。


そこで、今回注目したのが―

―No346でウサメーン始めたイボクリ自慢、要はオーラを使った手遊び自慢の中で見せたジンのイボクリ。
他のメンバーが小さいオーラ粒を手の輪郭に沿って動かすだけでも必死になっている中、ジンはそれぞれのイボの動く方向や速度を変えたりイボの形をより複雑化させていた。


ジンはペン回しのようなものと言ってたが、楽器のドラムの練習方法で4ウェイ・インディペンデンスなんていうものがありますが、その手のものなんでしょうね。

もっと身近なもので言えば小・中学校でちょっと流行った時期ってあったと思うんですが、左で三角形かいて、右手で四角形を描く、みたいにそれぞれを独立させて動かすようなものの類なのでしょう。


それをオーラでより複雑化させたのがジンのイボクリ遊びなのだろうが、その中でオーラの形状変化が使われていますよね。

オーラの形状変化が、変化系に属する力(SOCやら威力・精度がかかっている)とすると、ジンのイボクリ遊びに対する他メンバーの「マジでか~すげ~っ」というのがどうにも違和感を覚える。


例えば、さっき触れた左手と右手でそれぞれ違う図形を描くとかやたらすごいペン回しとか何でもいいんですが、それに操作系能力が関わっていたら全然大したことないと思うんですよ。
○○を自由に操縦する能力なんて言ったら大げさですけど、色々動かす物の周囲にオーラを纏わせて、そのオーラを操縦、それも予めて動きのプログラムを組んでおいてその通りに動かしていたら、ペン回しにしろ、4ウェイ・インディペンディスにしろ、ジンのイボごとで進行方向や速度や違うのって、念能力者視点でいったら驚くようなこととは思えない(あそこに居たのが"念初心者"とかならまだわかりますけども)


あの時のジンの周囲の反応からしてもそうゆう"ズル"をしておらず、"素"のオーラの操縦だけでこなしているから、すげーーーっていうことなのではないでしょうか。


先にイメージしやすいオーラの動きに関することで操作系能力について触れましたが、オーラの形もそうだと思うんですよね。

オーラの形状変化という技術が変化系能力に属していて威力・精度が関わってくるなら、それを最も得意とする変化系能力者と、最も苦手とする操作系能力者間では大きな差が出ますよね。

だから片や動きは普通だけどやたら形が凝っていて片や形は普通だけど動きがファンタスティックになっていても、別にそれぞれ、

おーすげーな (まぁ、"変化系ならor操作系なら"普通か)

程度の反応になる気がするんですよね。


さて、それでは「形状変化≠変化系能力」とした場合、どこで問題が出てくるか。

基本的には個人的な解釈における各種疑問や微妙な部分は解消されるだろうか。

…まぁ、やっぱりそもそもスタート地点(作中根拠)でぶつかるのかね。

形状変化は、変化系の系統別の修行のレベル1にあたるらしい。


ただ、反対にこれさえうまく捉えられればそれっぽく繋がるのかも?

というか、別に「系統別修行=その系統別技術」とは言われてないか。

系統別修行で示されたのは残念ながら示されたのは、強化系、放出系、変化系の3つだけでしたが、その3つについて改めて考えて見ましょうか。
まず、強化系レベル1「石割」

1日に1個の石で1000個の石を割れたらクリアというものだが、

キルアによればと、を使っているらしい。
要は、BP(石の固さ)+AP(周→硬)で、どうも発とは言えなさそう。むしろ念初心者が1000回も発を使う自体無理な話ですわな。


続いて放出系レベル1

オーラを体から離し1分間維持し、さらにそれを離れた的(20m程度?)に当てるというもの(クリア条件は不明)

ビスケ曰くこの状態を維持できる時間は能力者の「纏」の力強さに比例するとのことで、即座に目標にオーラを当てることができたゴンに対して毎日纏と練をこなしている証拠だとも考えておりました。

つまりこれも系統別の修行とはいいつつも、その実が関わっている修行らしく、

放出乖離(=放出系)ではなく、単純乖離(=基本技術)なのかもしれない。纏も練も基本技術ですしね。

※放出乖離・単純乖離は筆者(ばんぶー)が解釈上勝手に創った言葉で作中にはない


最後に変化系レベル1形状変化

オーラで0~9までの数字を1分以内に作れたらクリア。

最終目標は5秒以内とのことなんですが、他の系統のレベル1の修行が、纏とか練とか、周とか硬といった基本技術+応用なのにも関わらず、変化系だけいきなり系統別の念技術っていうのは確かにちょっと違和感ありますわな。


ということで、形状変化もやっぱり基本技術なのではないか、というのが今のところの印象。

恐らく凝の応用技術かと思われる(あるいは凝と纏、はたまたさらに+練)

それぞれの修行が基本念技術の練習&習熟度確認と、念は術者の意識の顕在化によって為されるから各系統のオーラ使用時の"意識作り"になっているのかもしれない。


しかしながら、変化系の修行のレベル1の形状変化がうまくできなかったゴンが、放出系のレベル1の修行はあっさりできてしまったことに対してビスケが、

このコは放出系寄りの強化系能力者みたいだわね、なんて言ってたのはどうゆう意味なのか。


片や纏と練。片や(恐らく)纏と凝の応用。

各基本技術には、威力・精度の低下はないにしても得手・不得手がある?

しかしそうすると練が放出系能力者は得意(具現化系は苦手)なんていう、わけのわからないことになってしまいそう。


生まれ持った"オーラの性質"がそれを許している?

例えば、放出系能力AOPをメモリから切り離す、あるいはメモリごと切り離すような系統と考えた時、放出系オーラとは、肉体的オーラ的に体から離すという単純乖離どころか、顕在メモリからも切り離すといった放出乖離も100%の威力精度でこなせることから、元々、(切り)離し易い性質を持っているのかもしれない。

そうすると、さきほどの放出系レベル1の修行は「纏」の力強さが重要なカギにはなっているものの、生まれ持ったオーラが体から離しやすい性質を持っていれば多少「纏」の力が不十分であっても、生来のオーラ質に助けられて比較的楽に達成できるのかもしれない。


対して、変化系能力物やオーラに性質を加えられる系統と考えるなら、変化系のオーラは他系統に比べ加工しやすい、言い換えると思念を加えやすい性質を持っているのかもしれない。

そうすると、形状変化という(恐らく)凝に類する技術が不十分だとしても、生まれ持ったオーラ自体が思念を加えやすい性質を持っていれば比較的楽に容達成成できるのかもしれない。


ゴンは生来のオーラの質は強化系であるが、思念を加えるのが苦手なのに対して、肉体から離すことは容易にできたことから、放出寄りの強化系の性質を持っている=放出系よりの強化系能力者と言える、ということだったのだろうか。



―と、そんな感じで形状変化≠変化系能力という道はなくはなさそうなので、とりあえず形状変化を系統別ではない基本技術の1つとして採ってみることにしてみた。

また何かの機会に読み返してみて、別の違和感を覚えてしまうようであれば修正すればいい、ただそれだけのこと。


以上。