池田市の新給食センターについて | ササノマサユキのブログ

現在、池田市では大和町の給食センター(昭和40年建設、平成13年改修工事)の老朽化に伴い「新学校給食センターの建設&給食の調理と運営の民営化」する計画がされています。

(幼稚園・小学校・中学校の給食を調理する給食センター)

建設予定地は東山町です。

 

池田市立新学校給食センター整備事業者選定委員会でセンター方式か自校調理方式かで検討、議論がされた後に「センター方式」に決定し本計画が進められています。業者の選定は2017年6月に決定済。選定に手を上げた事業者は1グループのみ。

 

センター方式と自校方式と親子方式と弁当外注方式については↓の資料でご確認ください。

https://www.city.nishitokyo.lg.jp/siseizyoho/sesaku_keikaku/shingikaikaigiroku/bunka/kyushoku/singikai-kaigiroku4.files/4kai-siryou2-kimarumade.pdf

 

 

土地費用を含めた建設費はまだはっきりとは決まっていないが約30億円ぐらい掛かる見込み

2018年3月に議会で議決される予定で計画が進行中

議会での賛成多数の議決後に着工予定

2019年4月に開設予定で計画が進行中

細川小学校の跡地を活用するはずだったが、防災の問題で別の土地で検討することとなった。

土地費と建設費と将来の撤去費用は池田市が負担する

現在、土地の鑑定調査中のため、まだ私有地の土地の値段の見積もりは未。

現在の給食センターの今後の使い道は未定。そのため撤去費用の見積もりも未。

 

 

現在の池田市給食センターの従業員の雇用の状態

調理員 池田市の公務員8名 アルバイトとパート27名、ボイラー機関士1名

事務員 アルバイト2名

大阪府の栄養士2名

計40名

 

 

お隣の箕面市では

保育所は市立保育所4か所で給食を調理?

幼稚園11件?

小学校12校と小中一貫校2校と中学校6校の全20校で完全給食を実現している。

直営調理は小学校の2校。

民間委託調理は小学校12校。中学校6校の計18校。

毎年の運営費は年間約1億1700万円

自校調理方式にするために、全中学校6校に給食調理室を整備した。

1校あたり2億程度の設備建設費を投資。全8校で約20億円の投資。

大阪府が新たに創設した「中学校給食導入補助金」を最大限に活用し、

施設設備費の総額20億円のうち

箕面市負担11億 大阪府負担7億 国2億

(大阪府の中学校給食導入補助金は現在廃止)

箕面市では公営農業事業を独自に創設し食材の地産地消・自給自足まで実現している。

 

 

池田市立 幼稚園 3校

池田市立 小学校 10校

池田市立 中学校 5校

 

例えば中学校5校全てに調理施設を建設し、「親子方式」で各中学校から各校区の幼稚園、小学校に配送することは可能なのではないか?

そうすれば1校あたりの調理員、配膳員を5人として25人でできる。

6人ずつなら30人。7人ずつなら35人。 8人ずつなら40人。

建設コストも10億円~15億円でできる。

しかし、池田市の今回の計画では「親子方式」は検討すらされていない。

 

 

一方、現在の池田市の計画の新センター建設には30億円。

財政的にもセンター方式より親子方式の方が優れている。

国からの補助金がいくら出るかは未定。

 

 

現在の池田市の学校給食の今後の方針は、調理と運営は民営化。(センターで働く人の給料を決めるのは事業者)

給食料金や事務、献立と食材の調達は池田市。

民営化は自治体が公共の住民サービスを放棄することです。

コストカットと財政健全化の実現の為だとしても、民営化はサービスの低下と料金の高騰と現場で働く人の雇用環境を悪くするリスクが生じる。安易に民営化すべきではないと考え、池田市の倉田市長と各会派の代表の議員さんに下記の意見書を提出します。

 

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以下が笹野の疑問と主張です。

  • 池田市の新給食センターの計画をこのまま進めてよいのか
  • 新給食センター建設を前提とせず、親子調理方式についても検討すべきだ
  • 現在のセンター一括調理方式から、親子調理方式へと転換すべきだ
  • 学校給食の民営化は雇用環境を悪化させるリスクが高い
 

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以前、倉田市長の時に池田中学校と渋谷中学校に自校調理場を建設する計画がされていたそうです。

北豊島中学校と石橋中学校はスペースがない。教室のスペースも空きがないので自校調理場を建設するには運動場の一角のスペースを確保しなければいけない。

自校は学校施設扱いだが、親子方式は工場扱いの許可を取らなくてはならない。

しかし、子供達と給食の調理を担う人達の為にもぜひ親子方式の学校給食も含めた検討と計画を実行していただきたいと思います。

 

ぜひ下記ツイッターのアンケートにご参加、ご協力をよろしくお願いします。

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池田市の学校給食センター事業についての要望書に対する回答

https://ameblo.jp/sasano-masayuki/entry-12315967901.html