【上海】
5月1日に開幕する上海万博に、本場大阪のたこ焼き屋が出店する。
26日には店のシンボルとなる大阪・道頓堀から運ばれた
「大たこ看板」が公開された。万博のリハーサルに訪れた中国人は、
墨の代わりに霧を噴き、目が光る看板に驚きながら写真を撮っていた。
たこ焼き屋が出来るのは、民間企業と横浜市などが
共同出展する日本産業館。
大阪に本店がある「たこ家道頓堀くくる」が、
たこ焼き文化を世界に広めようと店を出した。
大たこ看板は体長約5メートル。
道頓堀の本店に19年掲げられている夫婦たこのメスで、
子供と一緒に上海入り。
長い手足を動かしながら、「ハレルヤ」の歌詞を「たこ焼き」に
入れ替えたPRソングを披露した。
設置が終わったのは前夜で、「生たこと間違えられたのか、
通関が予想以上に時間がかかった」(同店)。
大阪で留守番中のオスたこには「相方、上海万博出張中」の
たすきが掛けられている。
粉とソースは日本から持参し、「味は日本と全く同じ」(同店)。
8個入り35元(約480円)、月100万円の売り上げを目指すという。