機動戦士ガンダムのプラモデル、「ガンプラ」が生まれて今年で30年を迎えるのを記念し、バンダイは6日、史上最大のガンプラ「メガサイズモデル ガンダム」を売り出す。

全高約37.5センチ、「実物」の全高18メートルの48分の1スケール。

全身34カ所が可動し、本物に近い多彩な動きが楽しめる。重さは約810グラム。

価格は8190円(消費税込み)。

 初代ガンプラは、TVアニメ「機動戦士ガンダム」が放映されて約1年後の1980年7月に発売された。

今年3月末には全シリーズ累計で4億個の販売を達成する見通しのロングセラー商品だ。

今回のガンプラは、初代の「RX-78-2ガンダム」を迫力サイズでよみがえらせた。

これまでの最大ガンプラは「パーフェクトグレード」の60分の1スケール。今回の商品は約7センチ上回る。

 大型モデルながら機体を隅々まで再現。組み間違いを防ぐため一部のパーツは板についた状態で組み合わせることができるほか、板にアイコンをつけることで、いったん外しても何のパーツがついていたのか、プラモデル初心者でも分かりやすい工夫を凝らした。

接着剤やニッパーなどの工具を使わずに組み立てられるのも特徴だ。

 ガンプラ初級者から上級者まで楽しめるようにすることで、バンダイは8歳~40歳代までの幅広い層を対象にしている。

全国の模型店や玩具店、家電量販店などで販売する。

 バンダイによると、模型市場は2008年度で約450億円。そのうち約250億円はアニメなどのキャラクターモデルの模型市場で、バンダイはうち9割近くの売り上げを占めるが、そのほとんどがガンプラによるものという。

今回の史上最大のガンプラは2011年3月末までに10万個の販売を計画している。
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