朝、久しぶりに米を炊いたら、カレーが食べたくなった。レトルトもあるのだが、冷蔵庫に切れっ端の野菜がいろいろあるので、自作。玉ねぎ・ウインナー・マイタケ・キャベツ、そしてカレールー。ん?ジャガイモは無いか。でもコクを出すにはジャガイモが欲しい。何かないかと探したら、お菓子の束にリング状のポテトチップスである「ポテコ」を発見。

材料はジャガイモだから煮込めば戻るだろうと、10個ほどを入れて数分火にかけた。すると、香ばしいジャガイモの香りが漂ってきた。詳しいことは知らないが、多分油で揚げてないタイプなので、カレーが脂っぽくもならず、香りとコクが出た。ジャガイモの代替乾燥食材としてポテコ、煮て戻すならばありだ。

昨日は福島市の雅楽団体「雅の会」の11回目の演奏会があった。途中、震災やコロナ禍で中止になった年もあるが、基本、毎年1回の演奏会を続けてきた。今年の演目は以下の通り。

　前半　平調音取

　　　　越殿楽

　　　　鷄徳

　講師演奏　春鶯囀遊聲

　後半　壱越調音取　

　　　　蘭陵王

『越天楽』は、毎年必ずやっている定番だが、『鷄徳』は数年前に2行目で盛大にずれてしまったリベンジ曲。『蘭陵王』は、これまでやってきた曲に比べてワンランク上の難易度。それまで毎月だったレッスンがコロナ禍以降は隔月になったので、仕上げるのはレッスンの際にどれだけ集中できるかにかかっている。

いつも、福島駅近くのAOZ(アオウゼ)という施設の多目的ホールを使っている。ここに200席ほど椅子を並べて会場セッティングするのだが、もちろんすべて会員の手に寄って行われる。昨日見て居て感心したのが、その手際の良さ。特に誰かが指示を出すわけでもなく、各人がもくもくと作業を進めていて、無駄が無い。さすが、11回目ともなると、全員がやるべきことを知っている。

セッティングがこれだけ上手になったということは、演奏もしかり。リハーサルではいろいろな問題が出たが、小返しをして修正したら、本番はとてもしっかりした演奏になった。『蘭陵王』の笛の音頭の大役も、担当者が見事に吹き切った。一昨年に会の体勢が替わってからは、会員一人ひとりの責任感の自覚が増している。

来年の演奏会に向けての選曲も、演奏会後の話し合いで具体的に数曲上がったので、早速次回からその練習に入ることになる。目標を設けてそれに向かって進む、当たり前のことが大勢でやると楽しいものだ。これまでは、会員の演奏と講師演奏は完全に分けていたが、次回は講師も一緒になっての合奏もしたい。さあて、何をやろうか。

福島教室演奏会2024