例年よりもかなり遅れて桜が満開になったが、数年前に比べると花の量は四分咲き程度。昨年のブログにも比較写真を付けて書いたが、明らかに花の量が減っている。いよいよ全国の初代ソメイヨシノが寿命を迎えているということ。一方こちらは全身ヤドリギに覆われた桜。これでもちゃんと花を付けている。

昨年メルカリで落として気に入って使っている時計がある。シャッター機能で現れるデジタル表示は、正直ほとんど実用性はないが、アナログのデザインがシンプルで見やすい。ただ、おしむらくは『シルバー』仕様だということ。出来ればブラックが欲しかった。

というのも、私の目が光に極端に弱く、明るいものを見るとすぐにハレーションを起こす。直射日光下で腕時計を見たときに、周囲やベルトのシルバーが光って、目がくらむ。この機種はゴールド・シルバー・ブラックの3種類がリリースされていたようだ。シルバー仕様のものを購入して2か月後、今度はブラック仕様がメルカリに出品された。

シャッター機能が付いているので、当該機種に間違いないのだが、針が全く見えないほど真っ黒。これまで見てきた『ブラック』仕様とは明らかに違う。だが、調べても針まで真っ黒なものは出てこない。しばらく悩んだが、撮影が悪くて真っ黒に見えるだけで、実際は欲しかったブラック仕様なのだろうと購入。だが、届いたものは本当に真っ黒。時間が全く読めない。(写真では縁がゴールドに見えるが、実際は真っ黒)　

さすがに使い物にならず、不良在庫行き。それから10ヶ月、最初に買ったシルバー仕様の腕時計のベルトが壊れた。昨年3月に安価なアナデジウォッチのベルトを替えた際に、替えベルトが意外に高価なことを思い知らされた。その時私が購入したベルトは安物だが、ほとんどが5000円以上はしていた。もともと付いていた金属製ベルトと同等のものを探すと、おそらく1万円くらいにはなる。

時計自体は気に入っているので、壊れるまでは使いたい。だが、さすがに1万円も出す気にはならず、どうしたものかと躊躇していたら、真っ黒の不良在庫を思い出した。全く同じ機種なので、デザインも幅も同じはずだ。早速、取り外して付け替えるとバッチリ。しかも今度はベルトが黒なので、目に優しく、見た目も精悍。

本体がブラックでベルトがシルバーだと間が抜けて見えるが、本体がシルバーでベルトがブラックは気にならない。しかも、これならばベルト部分が反射しないので、私の目に優しい。新品の金属製ベルトを買うよりも、昨年メルカリで落とした時計本体の値段の方が恐らく安い。文字盤も針も全く見えないと知ったときにはさっさと廃棄だとも思ったが、捨てずにいて良かった(^^;)

怪我の功名