1月は2作品しか読みませんでした。

しかも「恋空」「人のセックスを笑うな」という、とてもミーハーチックな組み合わせ。
イメージ 1


話題作は、ワンテンポ遅れて読んでます。

「BOOK OFF」利用ってのが、バレバレですね。



「人のセックスを笑うな」は、とても良かったです。

文才があるってこういうことを言うんだなって思いました。

この人の文章は、文章を読ませるというよりも文字から映像を見せるといった感じ。

文章が次々と頭の中で映像に変換されて、スルスル読めました。

お話自体は特別盛り上がりもなく、ゆる~く進んであっけなく終わるみたいな感じだけど、妙にリアルで感情移入してしまう。

この人の他の作品も是非読んでみたい!読まねば!と思ってしまいました。




「恋空」は途中で何度も投げ出しそうになりました。

ある意味、大江健三郎を読むよりつらかったです。

読んでいてむずがゆくなるっていうか、馬鹿馬鹿しくなってくるっていうか・・。

とりあえず、最後には殺してしまえホトトギス的な感じがイヤでした。

それもそのはず、小説とか文学というよりも、女子高生のちょっと過激な日記及び手記といった感じの本なのです。

女子高生のようなまだ純粋でやわらかい心には、こういうお話が響いてくるのでしょうね。

私は、無理です。

っていうか、女子高生のテリトリーに足を踏み入れた私がバカでした。

完全に領域侵犯でしたね。


最近、「恋空」みたいな携帯小説が流行ってますね。

考えてみれば、私が高校生のときも「コバルト文庫」とか「朝日ソノラマ文庫」みたいな漫画チックなポケット文庫を夢中で読みました。

それはそれで楽しかったけど、何も残りませんね。

やっぱり大人になっても残るのは泉鏡花の究極のMの世界とか谷崎潤一郎の耽美的官能の世界とか。

って、エロばっかりかい!


まあ、エロでも何でも、若いうちに日本文学の道標的作品を読むのはいいことです。

年取ってから武者小路実篤とか読んでも、1ページ目で確実に寝てしまいますから・・。