日付変わっちゃったけど、バレンタインでしたね。

しかし、コウジくんは東京に出張中。

「品プリに泊るんだ~」

と、田舎者のくせに知ったような短縮形を使ったりして、軽く浮かれ気味で出掛けて行ったのがなんか腹立たしい。


コウジくんはいないが、未だ女子からチョコをもらえない残念なカズと義理の父のためにチョコレートケーキを焼いた。
イメージ 1 デコレーションが超苦手。このグチャグチャ具合ったら・・ 

 ココアをたっぷり入れたけど、スポンジは今までで一番良くできました。中はブランデーたっぷりのシロップと生チョコクリームと砕いたくるみをはさんでいます。 イメージ 2

イメージ 3 もう一つフォンダンショコラを作ろうと思ったら、焼き時間を間違えてコゲコゲの中はドロドロでした。 


バレンタインなんて、私にはずっとどうでもいいイベントだった。

なのでたいした思い出なんてないが、中学3年生のとき一度だけ本命チョコを贈ったことがある。

自分のお小遣いで市販のハートのチョコを買って、放課後、片思いしていた男の子の机の中にそっと入れておいた。

1ヶ月後、お返しにキャンディーをもらったが、いかにも母親が代わりに地元スーパーで買いました的な品でメッセージ等色気のあるものは何もついていなかった。

だから、結局は両思いにはなれずに終わってしまった初恋だった。


初恋の彼は、「インファナル・アフェア」のアンディ・ラウによく似ていた。

席が隣同士で、授業中にくだらないダジャレやギャグを書いた手紙のやり取りをして、よく二人で顔を見合わせて忍び笑いをした。

一度だけ、塾の帰りに自転車の後ろに乗せてもらったことがある。

顔が火照って心臓バクバクだったのを今でも覚えている。

多分、あのときから男子として意識していたんだろうなあ・・。

何度席替えをしても隣同士になったり、中学生最後の野球の試合に「絶対、応援に来いよ」と言われたこととかを考えると、もしかしたら両思いだったのかもしれない。

まあ、今となっては全て良いほうへ解釈したって誰もとがめる人はいないし・・。

思いをこめてドキドキしながらチョコを贈ったのは、それ一度きり。

あの時のことをついこの前の出来事のように思うのに、自分にはもうあのころの自分と同じくらいの年頃の息子がいる。

時が経つのって本当に早いね~。


それからは大人になるにつれて、バレンタインは胸がときめくどころかウザい行事になっていった。

私もこの先の人生の中で一度くらいはジャズのスタンダードナンバーのような、甘く切なくほろ苦いバレンタインを経験してみたい。

しかし、相手がオギ似のコウジくんじゃあ無理でしょうね。


マイ・ファニー・ヴァレンタインは今頃、品プリで有料チャンネルでも見ながら眠りにつくころでしょう。