いやー、ええ日やったあ。なんせ仕事と称して「女子ナマ品評会」ができたもんな。
・・・いかん、いきなりホンネから入ってしまった。
アカデミックさを取り戻して説明すると、とある自社商品のプロモーションビデオの制作にあたり、
ビデオに出演する女性のオーディションを今週執り行ったのだ。審査は私と男性社員3名の計4名で行った。
いやー、来るわ来るわ。ざっと50人のモデル事務所から送り込まれたピチピチの「商品」達。
なお、今回の女子が演じるのは「初々しい新入社員娘」と「外資系受付嬢」というキャラだったため、
雪見大福のようなホッペをした女子から、銀座のチーママのような女子までバラエティーに富んでいた。
最初はヨダレだらりんだった私たちも、さすがに女子50連発ともなると時間が経過するにつれ、
ヨダレどころか生き血を吸い取られるような疲弊っぷりとなった。目の保養と目の酷使の絶妙ブレンド。
しかも、私達4人で意見が真っ向から対立してしまい、結局は「今回は該当者なし」という
熱気溢れる会場に一筋のブリザードが吹き荒ぶ結果となってしまった。
要するに、各々が思い浮かべる「清純な新人娘」と「バリバリ受付嬢」のビジュアルイメージが異なっていたのだ。
例えば先輩Aが「○さんは田舎から出てきたてって感じでいいねえ」と言っても、
私が「ダサすぎですよ。あれじゃ洗練された商品イメージが伝わらないですね」と反論し、
先輩Bが「Mに賛成。それより△さんはかっちりとした受付嬢のアロマが出てると思わん?」と言おうモンなら、
後輩Cが「あんなケバいのとんでもないっす。先輩、AVの見過ぎです」と反撃する。
まさに朝までナマ討論、「会議は踊る、されど進まず」状態だった。
妙な疲労感と恍惚感を湛えながらも、会場を出た私達4人は「鉄は熱いうちに打て」とばかりに
本日の振返りの会合を開くことになった。ま、ぶっちゃけ呑みに行っただけなんやけどね。
疲れた体にビアーが染み込み、早くもほろ酔いになった私は早速場を仕切る。
「ハイ!議題申請!次回に向けて、やはり皆の基準を統一すべきです。
すなわち!ぜひ男性視点で『女子の外見でこれだけは我慢ならん』という点を伝授いただきたく存じます!」
・・・もちろんギョームです、これも。仕事熱心すぎる自分がこわいワ。
ノリのいい先輩Aが早速口火を切る。
「オレは顔にウブ毛が生えている女が許せねえな。なんとなくエッチとか消極的そうで」
と、いきなり下ネタをブッこむ。
「分かります。ああいうタイプはたいてい変なキャラクターグッズにはまっていたりして、
エッチどころか一度もオナニーしたことなさそうですよね」おっと斬新な視点で応酬する後輩C。
「かといって毎日せっせとオナニーしている女子もドンびきなんですよね?」と切り込むM嬢。
「おまえ、ようわかっとるやん。そうそうやっぱ適度な開放感がソソられるんだよなあ」深く頷く先輩A。
さらに先輩Bが「オレは、やっぱり日焼けした女ってダメだな、生理的に」と古風なことを口にする。
「あ、ぼくヤリ友としてならアリです」と男のホンネを暴露する後輩C。
「そうは言っても、日焼けの痕とかをコッソリ見せられたらぐぐっときますよね?」とM女史が続ける。
「確かに。それはちょっと秘密の花園だな」意味不明の相槌を打つ先輩B。
「でもって海焼けは許せるけど日サロはイヤですよね。マシーンに横たわる姿ってドンびきですよね?」
「おまえ、さすがわかっとるやん。そうそう、なんか必死なテイストが出るとソソられねんだよなあ」
とさらに深く頷く先輩B。
その後も「八重歯の女は口の奉仕がヘタそうだからイヤ」だの「O脚の女は淫乱そうだ」だの、
とても知的な会話がダラダラ・・・いやキビキビと続いた。
ワインも2本空けたころには「おまえ、やっぱようわかっとるやん。じゃ次回もその調子でよろしく」
と千鳥足で場を去って行った先輩A&B。
「Mせんぱぁい・・、だいぶ株を上げましたね」と酒で半目になった後輩がつぶやいた。
「ホンマやね。実際こんな調子で出世街道に乗れたら今頃社長になってるのにな」と同じく虚ろな目で頷く私。
鼻息でヤケドしそうな勢いの宴は終わった。そして日はまた昇る。
明日にはまたモデル事務所に連絡して、50名分の宣材を送ってもらって、書類選考して、会場押さえて。
ああメンドー。ああウザい。・・・企業戦士の明るい未来なんてこんなもんなんだなあ。
・・・いかん、いきなりホンネから入ってしまった。
アカデミックさを取り戻して説明すると、とある自社商品のプロモーションビデオの制作にあたり、
ビデオに出演する女性のオーディションを今週執り行ったのだ。審査は私と男性社員3名の計4名で行った。
いやー、来るわ来るわ。ざっと50人のモデル事務所から送り込まれたピチピチの「商品」達。
なお、今回の女子が演じるのは「初々しい新入社員娘」と「外資系受付嬢」というキャラだったため、
雪見大福のようなホッペをした女子から、銀座のチーママのような女子までバラエティーに富んでいた。
最初はヨダレだらりんだった私たちも、さすがに女子50連発ともなると時間が経過するにつれ、
ヨダレどころか生き血を吸い取られるような疲弊っぷりとなった。目の保養と目の酷使の絶妙ブレンド。
しかも、私達4人で意見が真っ向から対立してしまい、結局は「今回は該当者なし」という
熱気溢れる会場に一筋のブリザードが吹き荒ぶ結果となってしまった。
要するに、各々が思い浮かべる「清純な新人娘」と「バリバリ受付嬢」のビジュアルイメージが異なっていたのだ。
例えば先輩Aが「○さんは田舎から出てきたてって感じでいいねえ」と言っても、
私が「ダサすぎですよ。あれじゃ洗練された商品イメージが伝わらないですね」と反論し、
先輩Bが「Mに賛成。それより△さんはかっちりとした受付嬢のアロマが出てると思わん?」と言おうモンなら、
後輩Cが「あんなケバいのとんでもないっす。先輩、AVの見過ぎです」と反撃する。
まさに朝までナマ討論、「会議は踊る、されど進まず」状態だった。
妙な疲労感と恍惚感を湛えながらも、会場を出た私達4人は「鉄は熱いうちに打て」とばかりに
本日の振返りの会合を開くことになった。ま、ぶっちゃけ呑みに行っただけなんやけどね。
疲れた体にビアーが染み込み、早くもほろ酔いになった私は早速場を仕切る。
「ハイ!議題申請!次回に向けて、やはり皆の基準を統一すべきです。
すなわち!ぜひ男性視点で『女子の外見でこれだけは我慢ならん』という点を伝授いただきたく存じます!」
・・・もちろんギョームです、これも。仕事熱心すぎる自分がこわいワ。
ノリのいい先輩Aが早速口火を切る。
「オレは顔にウブ毛が生えている女が許せねえな。なんとなくエッチとか消極的そうで」
と、いきなり下ネタをブッこむ。
「分かります。ああいうタイプはたいてい変なキャラクターグッズにはまっていたりして、
エッチどころか一度もオナニーしたことなさそうですよね」おっと斬新な視点で応酬する後輩C。
「かといって毎日せっせとオナニーしている女子もドンびきなんですよね?」と切り込むM嬢。
「おまえ、ようわかっとるやん。そうそうやっぱ適度な開放感がソソられるんだよなあ」深く頷く先輩A。
さらに先輩Bが「オレは、やっぱり日焼けした女ってダメだな、生理的に」と古風なことを口にする。
「あ、ぼくヤリ友としてならアリです」と男のホンネを暴露する後輩C。
「そうは言っても、日焼けの痕とかをコッソリ見せられたらぐぐっときますよね?」とM女史が続ける。
「確かに。それはちょっと秘密の花園だな」意味不明の相槌を打つ先輩B。
「でもって海焼けは許せるけど日サロはイヤですよね。マシーンに横たわる姿ってドンびきですよね?」
「おまえ、さすがわかっとるやん。そうそう、なんか必死なテイストが出るとソソられねんだよなあ」
とさらに深く頷く先輩B。
その後も「八重歯の女は口の奉仕がヘタそうだからイヤ」だの「O脚の女は淫乱そうだ」だの、
とても知的な会話がダラダラ・・・いやキビキビと続いた。
ワインも2本空けたころには「おまえ、やっぱようわかっとるやん。じゃ次回もその調子でよろしく」
と千鳥足で場を去って行った先輩A&B。
「Mせんぱぁい・・、だいぶ株を上げましたね」と酒で半目になった後輩がつぶやいた。
「ホンマやね。実際こんな調子で出世街道に乗れたら今頃社長になってるのにな」と同じく虚ろな目で頷く私。
鼻息でヤケドしそうな勢いの宴は終わった。そして日はまた昇る。
明日にはまたモデル事務所に連絡して、50名分の宣材を送ってもらって、書類選考して、会場押さえて。
ああメンドー。ああウザい。・・・企業戦士の明るい未来なんてこんなもんなんだなあ。