会社人生8年も経れば、色々なタイプの人と出会う。
部下・先輩・上司・取引先など様々なステークホルダーに対する接し方もまた人それぞれである。
一年ほど前に一緒に仕事をした女性の部長がいた。
歳は40歳。独身。年収は推定数千万&体重は推定100㌔。巨漢と十枚舌で営業畑を歩んできたお方だ。
彼女のグループはなぜか若いメンズばかりなのだが、彼女の部下への鬼の接し方はもやは伝説だった。
まずは、オフィスの通路に部下を立たせる。
そしておもむろによく通る森久美子ばりのハードなダミヴォイスでこう叫ぶのである。
「・・・っの役立たず!」
ボブサップ並の屈強な二の腕は組まれ、仁王立ちしながら桜島大根数十本分のおみ足で床を蹴りつけている。
「し、震度三・・・」そう周囲は感知して必死で飲みかけのコーヒーの揺れを押さえた。
そして罵倒は続く。
「われ、私に断りなく勝手なことすんなよ!あ?こんな小さなことで私を引っ張りだすんじゃねーよ、クズ!」
うむ。ヤクザに転職したら、さぞや立派な組長になることであろう。
その位、堂に入った脅し文句&ここぞという場面の巻き舌&的確な人格破壊の表現力なのだ。
加えてあの外見。
ふくよかな組長は金だけは持っちゃってるもんだから、よせばいいのにディオール柄のニットを着こむ。
もはや「でゅにょーーる」である。よく分かんないけど、何かそんな感じ。
そして罵声とともに溢れるのは素晴らしきマウスのアロマなのだ。あ、つまり口臭ね。獣臭いのだ、息が。
そして夜になったらなったで、グループのお気に入りのメンズに脂肪の天然フリルを揺らしながら近づく。
「○君、ね、ね、外出て打合せしよっ」と40年熟成スモークのハムの肉壁が彼を追い詰める。
「ね」が「な!」になり、彼は組長の逞しい腕に引きずられて深夜まで個室居酒屋に拉致されることとなる。
その結果、彼女の元にいた男子の生命力は総じてアルファルファ並に憔悴しきっていったのだ。
一方、こんな上司もいた。とある男性の営業マネジャーだ。年のころは30歳半ば。
少年の心を持つ彼は「夢」という単語にパブロフの犬よろしく目が反射的にキラキラ輝くタイプの人だ。
「部下のことを信じている!」
そんな二流の島耕作ばりのセリフをウットリしながら吐く彼は周囲からは「王子様」と呼ばれていた。
が、私をはじめ正直モンの人間は影で彼のことを「裸の王様」と呼んでいた。
さて、昨今はケツの青いガキが増えて、入社半年位のペーペーでもいっちょ前の口を聞く輩も多い。
裸の王様の元にも「俺はサークルで幹事長だったのでリーダの素質抜群です」的なしょっぱい新人がいた。
そんな激しく勘違いしている新人クンがある時
「あの客は全然分かってないっすよ」や「あの担当者、使えなくて困るんすよね」などのセリフをはいた。
私だったら有無を言わさずそいつを道頓堀川に放り投げるだろう。が、裸の王様は違った。
「な、なるほどね~。○君はそう思うんだ」。大きく頷きながらそう言った。
納得しちゃってるのである。いや、マネジャーたるもの共感を示さなアカンと思い込んじゃっているのである。
世間の管理職研修で習った傾聴のスキルをまんまロールプレイしているような薄ら寒いその光景に
「男お~には~、怒らにゃいけんん~、とぉ~きぃ~がある~♪」そんな意味不明な曲が思わず浮かんだ。
この二つの事例を通じて、発明王M嬢は新しい研修型ビジネスを思いついた。
題して
■ 怒り方講座 ~部下に怒りすぎる貴方と部下に怒れない貴方へ~
人の感情は喜怒哀楽あるが、個人的には「怒」という感情は最もパワーが必要になると感じている。
それは怒には「対象」があるからであって、その対象に何らかの「期待」があるからこそ怒るケースが多いからだ。
中には箸が転がってもなぜだかプンスカしちゃっている怒りん坊番長もいるが、
その対象へ無関心であり何の情もないのであれば、わざわざ怒る必要もないだろう。
「無視」という体力を使わない対処方法もあるからだ。
組長も裸の王様も相手への情も期待はあるものの、いかんせんテクがお粗末なのだ。
この講座では適切に相手に怒りを伝えるハイパーテクニックをM嬢自ら手取り足取り教えようじゃないか。
なお講座終了後にはM嬢直筆の「アングリーマスター認定証」を支給
ついでに講座参加者限定の幻の「イカリー(怒り)君マスコット」を進呈、
さらに講座が定着した暁には、以下の怒り下手撃退ノベルティーグッズを通販で展開する予定だ。
・食べるだけで怒り力倍増のレトルト揚げ物 「イカリーんぐ(お弁当にも最適)」
・読むだけで怒り力激増のお洒落な機関紙 「Oh!コリー(略してLee)」
推定市場規模50億(Mリサーチ調べ)・・・。アタイが登る山としては不足はない。
なお講座開設にあたって現在M社長以下のポストがガラ空きのため、我こそはという方は履歴書をご送付あれ。
部下・先輩・上司・取引先など様々なステークホルダーに対する接し方もまた人それぞれである。
一年ほど前に一緒に仕事をした女性の部長がいた。
歳は40歳。独身。年収は推定数千万&体重は推定100㌔。巨漢と十枚舌で営業畑を歩んできたお方だ。
彼女のグループはなぜか若いメンズばかりなのだが、彼女の部下への鬼の接し方はもやは伝説だった。
まずは、オフィスの通路に部下を立たせる。
そしておもむろによく通る森久美子ばりのハードなダミヴォイスでこう叫ぶのである。
「・・・っの役立たず!」
ボブサップ並の屈強な二の腕は組まれ、仁王立ちしながら桜島大根数十本分のおみ足で床を蹴りつけている。
「し、震度三・・・」そう周囲は感知して必死で飲みかけのコーヒーの揺れを押さえた。
そして罵倒は続く。
「われ、私に断りなく勝手なことすんなよ!あ?こんな小さなことで私を引っ張りだすんじゃねーよ、クズ!」
うむ。ヤクザに転職したら、さぞや立派な組長になることであろう。
その位、堂に入った脅し文句&ここぞという場面の巻き舌&的確な人格破壊の表現力なのだ。
加えてあの外見。
ふくよかな組長は金だけは持っちゃってるもんだから、よせばいいのにディオール柄のニットを着こむ。
もはや「でゅにょーーる」である。よく分かんないけど、何かそんな感じ。
そして罵声とともに溢れるのは素晴らしきマウスのアロマなのだ。あ、つまり口臭ね。獣臭いのだ、息が。
そして夜になったらなったで、グループのお気に入りのメンズに脂肪の天然フリルを揺らしながら近づく。
「○君、ね、ね、外出て打合せしよっ」と40年熟成スモークのハムの肉壁が彼を追い詰める。
「ね」が「な!」になり、彼は組長の逞しい腕に引きずられて深夜まで個室居酒屋に拉致されることとなる。
その結果、彼女の元にいた男子の生命力は総じてアルファルファ並に憔悴しきっていったのだ。
一方、こんな上司もいた。とある男性の営業マネジャーだ。年のころは30歳半ば。
少年の心を持つ彼は「夢」という単語にパブロフの犬よろしく目が反射的にキラキラ輝くタイプの人だ。
「部下のことを信じている!」
そんな二流の島耕作ばりのセリフをウットリしながら吐く彼は周囲からは「王子様」と呼ばれていた。
が、私をはじめ正直モンの人間は影で彼のことを「裸の王様」と呼んでいた。
さて、昨今はケツの青いガキが増えて、入社半年位のペーペーでもいっちょ前の口を聞く輩も多い。
裸の王様の元にも「俺はサークルで幹事長だったのでリーダの素質抜群です」的なしょっぱい新人がいた。
そんな激しく勘違いしている新人クンがある時
「あの客は全然分かってないっすよ」や「あの担当者、使えなくて困るんすよね」などのセリフをはいた。
私だったら有無を言わさずそいつを道頓堀川に放り投げるだろう。が、裸の王様は違った。
「な、なるほどね~。○君はそう思うんだ」。大きく頷きながらそう言った。
納得しちゃってるのである。いや、マネジャーたるもの共感を示さなアカンと思い込んじゃっているのである。
世間の管理職研修で習った傾聴のスキルをまんまロールプレイしているような薄ら寒いその光景に
「男お~には~、怒らにゃいけんん~、とぉ~きぃ~がある~♪」そんな意味不明な曲が思わず浮かんだ。
この二つの事例を通じて、発明王M嬢は新しい研修型ビジネスを思いついた。
題して
■ 怒り方講座 ~部下に怒りすぎる貴方と部下に怒れない貴方へ~
人の感情は喜怒哀楽あるが、個人的には「怒」という感情は最もパワーが必要になると感じている。
それは怒には「対象」があるからであって、その対象に何らかの「期待」があるからこそ怒るケースが多いからだ。
中には箸が転がってもなぜだかプンスカしちゃっている怒りん坊番長もいるが、
その対象へ無関心であり何の情もないのであれば、わざわざ怒る必要もないだろう。
「無視」という体力を使わない対処方法もあるからだ。
組長も裸の王様も相手への情も期待はあるものの、いかんせんテクがお粗末なのだ。
この講座では適切に相手に怒りを伝えるハイパーテクニックをM嬢自ら手取り足取り教えようじゃないか。
なお講座終了後にはM嬢直筆の「アングリーマスター認定証」を支給
ついでに講座参加者限定の幻の「イカリー(怒り)君マスコット」を進呈、
さらに講座が定着した暁には、以下の怒り下手撃退ノベルティーグッズを通販で展開する予定だ。
・食べるだけで怒り力倍増のレトルト揚げ物 「イカリーんぐ(お弁当にも最適)」
・読むだけで怒り力激増のお洒落な機関紙 「Oh!コリー(略してLee)」
推定市場規模50億(Mリサーチ調べ)・・・。アタイが登る山としては不足はない。
なお講座開設にあたって現在M社長以下のポストがガラ空きのため、我こそはという方は履歴書をご送付あれ。