大阪の支社に私が勝手に「フェロモン男爵」と呼んでいる男の先輩がいる。

男爵は「女子とHがだーい好き」と堂々と青空に叫ぶことができるという
世知辛い昨今にとおいて、珍しい程の正直者である。

彼が築いた伝説は数知れず。

・ある時は営業先の受付嬢を口説き、彼女を早退させて昼からホテルにしけこんだり
・ある時は気になる女子の後をつけて「間違えました」と言いながら
女子トイレにジョインしたり・・・

もう性の無法地帯、エロのトレインスポッティング、Hのダースベイダー・・・
など、彼を司る形容詞はあとを絶たない。
彼のあだ名は古語の活用形の数をそろそろ超えると専らの噂だ。(Mリサーチ調べ)

ちなみに彼にはGカップの嫁がいるのだが、世間の「妻帯者たるもの・・・」という常識は
彼の辞書にはないらしく、毎晩あらゆる女子とお祭り騒ぎというおめでたいヒトだ。

男爵が東京に出張で来ると、M嬢とたまに一緒に呑む。

なお男爵の女子趣味は
・三度の飯と同じ感覚でHが日常化していること
・忘れっぽいこと
・巨乳ちゃんであること
という、小学生でも理解可能な分かりやすい三大条件がある。

したがって、どの条件にも該当しないM嬢と男爵とは石原軍団並みの固い紳士同盟を結び
ムーディーな雰囲気とは程遠いラスタな雰囲気で、毎度杯を交す訳である。

そんな男爵と今日呑み、また新しい伝説を聞かせてもらえた。

男爵は関西の社内で不倫している。
私のひとつ下の後輩のトランジスタグラマー系の女子だ。

男爵は先日大阪のとあるホテルで後輩の彼女と待ち合わせをしていた。
その前に、オレ様の・オレ様による・オレ様オス本能を高めておこうと
一人で会社近くのバーで茶色い酒を飲んで精神修行の旅に出ていたらしい。

バーを出た男爵。
酔っ払い特有の些細な原因で道端にいるチンピラと諍いになってしまった。
男爵は「あんだ、おんどれ」と言いながら
チンピラに一発、マイティー・モー並のアッパーパンチを食らわせたそうな。
ただその時に発奮しすぎて、なーんと不幸にもウ○コをチビっていたそうな。
(ほんと、すいません。キモいネタで)

とりあえず彼女との待ち合わせ場所である
老舗の大阪のラグジュアリーホテルに一人でチェックインし
洗面所で下半身すっぽんぽんになりウ○コがこびりついたツンパを洗っている真っ最中!

・・・後輩の彼女が眉をしかめながら「なに・・してんの?」と洗面所を覗き込んだそうな。

上半身はアルマーニで決め込みながらも下半身すっぽんぽんで猫背でツンパを石鹸で洗っている男爵。
これまでヴーヴグリコ呑みながら紡ぎ出したお口説き文句も台無しいー。

ドタマ真っ白になりながらも、男爵は
「お、お前、めっちゃ早いやん。
っていうかお前・・お前と・・・つまり待ちきれなかったねええええん」
と強引にベッドに彼女を押し倒したそうな。

アホですよねー。
東尋坊からバンジージャンプする位のアホですよねー。

ただ男爵いわく「彼女・・・あの晩はいつも以上に燃えてたんや。
オレ、グッドリアクションだったやん」って。

ええええーーーー。
えーんかい、それで。っていうかアリなんすか?それ。
聞いている私のドタマも真っ白ですわ。

私はこういうときにだけ「惚れたら負け」やら「アバタもエクボ」やらの古風な言葉が浮かびます。
いやー。人間は考える葦である、って言ったのはパスカルでしたっけ?