金曜の夜、彼氏いない歴8年~10年という枯れた女友達二人と呑んだ。

二人ともかつて私が営業をしていたころの一つ下の後輩だ。先輩である私は、
もじもじしてアポ取り電話の出来ない彼女の手と受話器をガムテープで固定しようとしたり
という愛の溢れるプレイ、いや指導を重ねていた。

その二人は「出会いがない」「タッキー似の男いないかな」「今年こそは」
というフレーズを念仏のように繰り返しているうちに、
彼氏いない歴が二桁に突入しているおマヌケ女だ。
金曜もM嬢の説教部屋にようこそだった。

M嬢「オメーらは松嶋奈々子級のいい女か?街を歩けば男が十人は鼻血出して倒れるか?」
バカ「・・・いや、でもまあまあイケてると思うけど(←ぬけぬけ)」

M嬢「じゃ、ここで指を加えてるだけで白馬に乗った王子が現れると思うか?」
アホ「・・・く、来るもん、王子様(←おどおど)・・・」

「こねーーーーーーーーーーーんだよ、このボケ」

という生産性ゼロの湿度の高い会話が繰り広げられていた。


二週間ほど前、私がセッティングした合コンに二人を招いた。
A子は酒が全く呑めない&B子は泥酔王というやりにくーい組み合わせだが、
M嬢は幹事として頑張りました。
それがもう、お色気ゼロの黒いパンツスーツで来るわ、
開始早々「昨日仕事が遅かったから眠い」と言い出すわ
女同士で固まって上司の愚痴話するわ・・・サイアクです。

二次会に移動する途中で、ビルの隙間に二人を呼び出し脛にキック
・・・ではなく優しくお説教をした。

呑めないA子には「わたしぃ、ウーロン茶でも酔っ払うの♪」
くらいパンチの効いた台詞を吐け、とアドバイス。
千鳥足のB子にはすでに日本語が通じない。
とりあえず上着を引っ剥がし肌を露出させておいた。

M嬢の親切もそこまでだ。二次会では二人は放置プレイにして
自分は福山似の男の隣をキープしてムフフな香ばしいトークに興じた。


このままでは二人の未来予想図はドリカム以上に明確だ。

10年後、エセ結婚相談所でハゲでチビでデブな男を紹介され、
胡散臭い仲介おばちゃんに「貴女の運命のヒトです。き、奇跡です」
と言われ、九段会館あたりでゴールイン。

しかしハゲチビは実はマザコンで家では赤ちゃん言葉になる上に
汗水垂らして溜めた彼女らの貯金を競馬につぎ込んで
彼女らは泣く泣く水商売のバイトを追加する羽目に・・・。

私のこの妄想機関車話を聞くと、さすがに彼女らも焦りの色が浮かぶ。
が、具体的にナニするわけでもなく、いつものフレーズを繰り替えすのみ。

それより最近私が罵倒するたびに、ちょっと恍惚の表情を浮かべるようになっている。
や、ヤバい・・・。