ずっと気になっていた
「三千円の使いかた」を読みました。




御厨家の女性達と、とりまく人たちのお金のあれこれにスポットをあてた物語です。
私が好きな(人物の目線転換でサクサク進む)物語の形式というのもあり、すごく読みやすくて、
あっという間に読み終えました。



まず、目次からして興味をそそられました。

費用対効果
熟年離婚の経済学ときた。
見出しがコレなのだから気になって仕方ないですよね!


お金のトラブルって生々しくてドロドロしてしまうけれど、明るく爽やかに捉えて進んでくところが小説の醍醐味なので、良き良き!
逆に言えば、それを良しとできない人にはあまり向かない物語です。



御厨家の人々の中で私はとくに
おびあちゃんの琴子さんの人間力に魅力を感じました。


品があって、性格はサラッとしていて、
時にはムキになったりもする、かわいらしい人。
孫たちとの関わり方も、理想的。


こんな素敵なおばあちゃんに
なれたらいいなぁ、と思いました❁