『みんな輝ける子に』を読みました。
 


以前、ご紹介した『輝ける子』と内容はほぼ同じなのですが、

 

心に残った2点を書きとめておきたいと思います。


『輝ける子』でも、引用した

 

「甘やかす」と「甘えさせる」は、どう違うのか?について、

 

よりわかりやすい表現になっていました。

 

 

P146「甘やかす」とは、過干渉、過保護ともいって、

 

大人の都合で支配することですが、

 

「甘えさせる」とは、子どものペースを尊重することです。

 

 

「甘やかす」とは、物質的な要求(金や物)をそのまま受け入れることで、

 

これはよくないですが、

 

「甘えさせる」とは、情緒的な要求(スキンシップ、話を聞く)を受け入れることで、

 

これはよいことです。

 

 

今日、これが逆になっていることが多いです。

 

親も毎日忙しくて、子どもの情緒的な要求に応えきれない。

 

その代わりに、日曜日にショッピングセンターに連れて行って、

 

好きな物を何でも買ってしまう。

 

おじいちゃんおばあちゃんに連れられて、

 

好きな物を何でも買い与えられてしまう。

 

そのように育てられると、

 

子どもは自分の心の寂しさを「物」で埋めようとする子になってしまいます。

 

情緒的な要求にはしっかり応えて、

 

その代わり、物質的な要求はきちんと制限することが大事です。

 

 

また、「甘やかす」とは、

子どもが自分でできることをさせないで、

 

大人がやってしまうこと、

 

これは過干渉ともいい、よくないです。

 

 

それに対して、

 

「甘えさせる」とは、

 

子どもがどうしてもできないことを手助けすることです。」


ここは、本当に何度も読み返したい!



そして、P132「子どもにも、大人にも、共通した、

 

相手の心を開く話し方、接し方」として

4つのポイントを上げられています。

 

(1)総論オーケー、各論ダメ

 

「あなたはオーケーな人ですよ。

 

だけど、各論、この部分は間違いですよ」
 

というように言っていく。

 


(2)サンドイッチ法

 

「何か相手の悪いところを伝えようとする場合は、

 

必ず相手のよいところで前後を挟む」

 

 

(3)シーソーの法則

 

「相手の心をこちらに開かせる時に(中略)

 

相手を持ち上げる。

 

がんばっているのはあなただと。

 

そして自分を下げる。

 

がんばっていないのは、自分。

 

そうすると必ず相手の心は、こちらに来てくれる。」

 

 

(4)相手の問題は相手から言ってもらう

 

「何か相手に欠点があったとしても、

 

こっちから「あなたはこういう欠点がありますよ」とは言わない。

 

自分から言ってもらうように、

 

話を進めていく。」

 

 

この4つの前提として大切なこと

 

P139「それは、「相手の力になりたい」という気持ちです。」

 

 

言わなくても、こちらがどんな気持ちでいるか、

 

どんな前提で物事を人を見ているかって伝わるんですよね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!