家族 | 佐々木リョウ Blog.

佐々木リョウ Blog.

シンガー・ソングライター、佐々木リョウによる日々の記録 Since.2012

 

溜めたものは

吐き出さないとダメなタイプなので、

 

ちょうど2ヶ月前にリリースしたばかりの

 

跡裸良の続きだと思って読んでください📕

 

 まだ読んでない方は買ってください。←切実

 

 

まず、父が今、病と闘っていること。

そして母も同じく、

自分自身と向き合う時間を過ごしていること。

 

病については深く書きませんが、

年を重ねるということは

そういうお付き合いも増えてくるわけで、

それでも日々をこなしている両親。

 

そんな二人は自宅兼職場で、

もう何十年も同じ仕事をして、

 

そこで稼いでくれたお金で

僕と姉を何ひとつ不自由なく育ててくれて、

今があるんです。

 

父が入退院を繰り返した先月、

父の代打として、いわゆる〝家業〟の

お手伝いを平日みっちり手伝いました。

 

その中で感じたことは、

地域の皆さんに必要とされていること。

そして僕というミュージシャンを

「お父さんからいつも聞いてるよ!」と

応援してくださる方ばかり。

 

くたびれた椅子に座り、

昔から変わらない内装、匂い。

 

田舎町の小さなお店です。

 

でも僕からしたら大きな、

 

大きな愛が詰まったお店。

 

これを無くすわけにはいかないと。

 

何でももかんでも文字にすれば

良いわけではないので、

業種のことは伏せますが

 

これから、父さんと母さんが守り続けてきた

〝家業〟をしっかり受け継いでいこうと決めました。

 

カレンダー通りの休日なので、

 

これまで沢山の出逢い、再会を

重ねてきた俗にいう

 

「ツアー」というものは

 

実質もう出来ないでしょう。

 

でもね、大丈夫。

 

カレンダーの休日になれば逢えるし、

 

時代は良くなったよ、

 

配信だってある。

 

ただそうは言っても

あと一回くらいは「ツアー」やりたいな!!

その時が来たら絶対逢おうね😏

 

 

そしてもうひとつ、

 

ライブ会場に来てくれた皆さんには

お伝えしてましたが、

 

 昨日、父ちゃんになりました🫡

 

 6月23日、午後1時53分。

2475gの男の子🌱 

 

 

何よりまずは妻に心から感謝。

 

本当に有難う💐

 

想像を絶する痛みの中、

 

頑張って踏ん張って、

 

出産してくれました。

 

助産師として何百人もの命を

取り上げてきた妻も、

 

我が身となれば初体験。

 

きっと彼女の助産師人生にも

大きな影響を与える出来事だったでしょう。

 

息子は、

 

昨年4月から保険適用になった

不妊治療の、顕微受精によって命を宿りました。

 

医療の技術、本当にすごいです。

 

街行く家族を見ては、

 

あんな風になるかな?

 

と、そんな会話もたくさんしてきました。

 

 

出産予定日は7月8日。

 

 

心の師匠

西田篤史さんと同じ誕生日。

 

男だったらやかましいのが生まれてくるね!!

(西田さんごめんなさい)

 

と笑い話まじりの運命も感じていたのですが、

 

時を待たずして、

 

昨日、6/23に生まれてきてくれました。

 

 

佐々木家のパーティーは、

 

妻・チャチャ・ナナの女同盟と

 

僕・ロクの男同盟だったので、

 

男の子だったら、

 

「ロク兄さん可愛がってやらんとね!!」

 

 

とロクに何度も言っていたからか、

 

誕生日を6・23(ロク兄さん)に

 

選んで出てきたのかも。

 

 

そんな

信じるか、信じないかはさておき、

 

 

息子は妻のお腹の中にいる時から、

 

〝左多嚢胞性異形成腎〟

 

という病気を持っていることが分かってました。

 

簡単にいうと、

 

左の腎臓が機能しない病気で、

 

約5000人に1人の割合で

起こりうることだそうです。

 

 

ただこれに関しては

 

緊急性のものではなく経過観察で

 

様子を見ながらケアしていきましょうと

 

そんな話に落ち着いたので

 

一安心でした。

 

 

そしてその個性を抱えて

いざ生まれてきてくれたわけですが、

 

 

なかなか僕らの元へやってこない、

 

そして保育器に入った息子と

 

先生方が来られて、

 

「今から広島の大きい病院へ向かいます」

 

と。

 

腎臓のことかと思って尋ねようとしたら、

 

〝鎖肛〟という言葉を伝えられました。

 

 

鎖肛、、初めて聞く言葉。

 

妻は職業柄、すぐにわかるので

 

説明してくれました。

 

 

要するに、

 

腸と肛門が繋がっていないのです。

 

これもまた約5000人に1人の割合。

 

 

そんな病気があるのかと、、

 

やっぱりショックでした。

 

 

不妊治療でようやく授かった命。

 

 

街中で見かける家族の風景、

 

友人たちの元気な子供の姿、

 

 

〝健康〟な子と、

 

今目の前にいる我が子を比較してしまったのです。

 

一晩寝て考えたら昨日の僕は最低だった。

 

 

生まれてすぐ、

 

息子は救急車に乗り、

三次から広島へ向かいました。

 

初ドライブが救急車🚑

中々な人生の幕開けです。

 

僕も必要なものを家に取りに戻り、

 

その足で同じく広島へ。

 

 

夕暮れ前から始まった先生のお話。

 

終わった時には外は真っ暗、

 

 

それでも都会なので

街の明かりがやけに眩しかったです。

 

 

 

帰り際、

 

しっかり手を洗い、検温をし、

専用の服を着て、

 

保育器の中で眠る息子の頭を撫で

 

一旦帰りました。

 

 

三次まではちょっと距離があったので、

 

書道家・坂口赤道さんのご自宅に

一泊お世話になり、

 

お風呂も、ご飯も、

翌朝の朝食も用意してくれて

 

胸がいっぱいで1人なった途端

嗚咽が凄かった。

 

 

そして今、

 

 

この世に誕生して二日目の息子が

 

手術室に入りました。

 

 

妻は産後すぐなので三次の病院に、

 

父と母のことも心配です。

 

 

いろんな重圧に押しつぶされそうですが、

 

 

息子が生まれた時の

 

親父譲りの馬鹿でかい産声を想い出しながら、

 

きっとあれは、

 

「父ちゃん、母ちゃん、心配すんなよっ🤟」

 

って言ってくれてた。

 

 

親が、子どもを信じないでどうする!!!!

 

 

今日という日は、

 

いつか必ず良い想い出になる。

 

 

息子よ、一緒に頑張ろう!!

 

 

父ちゃん、

 

お前のためだったらなんでもする。

 

 

また落ち着いたら続きを書きます。

 

読んでくれてありがとう👍

 

そして息子よ、

 

生まれてきてくれてありがとう💯

 

 

名前はまたいつか🌱

 

 

 

 

追伸.

 

病気のことは書くべきかどうか悩みましたが、

同じような境遇の方に

少しでも力になれればと思い

書かせて貰いました。

 

十人十色、

みんな一人ひとりが美しい!!

 

最高じゃないか🌻

 

 

2023.6.24

病院の待合室より

佐々木良