いやはや、昨日はなんとも大変な場面に遭遇しました。
仕事の途中、大阪市中央区の某所の道端で女性が倒れていました。
最初は酔っ払ってるのかなと思いましたが、辺りの人がそわそわ話していたので、聞いてみると、「さっき、ドスンて落ちてきた、飛び降り自殺ちゃうかな」とか言うのです。
で、一応警察は呼んでると言ってたけど「救急車呼んだほうがいいんじゃないですか」と話すと、後から来た人が「呼びましょう、ここの住所教えてください」とかやってるうちに辺りに人が集まり始め、ざわざわした雰囲気になってました。
その間、倒れてる女性はそれほど出血してませんでしたが、顔面が蒼白で、たまにピクンと動いたりしてました。
なんとも無力というか、動揺した感じで警察と救急車の到着を待ってました。
そうこうしてるうちに、先に巡回中のお巡りさんが通りがかったので僕は「すいません、人が倒れてるんですけど」と呼び込みました。
まもなく救急車が到着するなり救急隊員の方が心臓マッサージを始めました。
すぐに救急車に運び込まれ、中で心臓マッサージを繰り返しているようでした。
なんともショッキングな場面でした。
その後の女性の安否が気になります。
なぜ、そのような行動に至ったのかとか、生きるとか死ぬとか、めちゃ考えさせられました。
飛び降り自殺するほどの行動力があれば、生きて、まだまだやれることもあるだろうとか。
不謹慎かもしれませんが、このような場面に遭遇することにより、逆に、生きねば、と思いました。
強烈なメッセージだったかもしれません。
普段、死ぬことに関して、社会自体も、遠ざけてる雰囲気もあると思います。
当然、自殺はしてはいけませんが、生きれば生きるほど、死ぬってどういうことだと思います。
あるいは、周りの友人知人、家族や血縁者が亡くなることとか。
仕事の帰り道に、その現場を再び訪れました。
警察の立ち入り禁止のラインも外され、そこは何事も無かったようでした。
花束は、置かれてありませんでした。
生きて欲しい。
ただ、それだけを祈る夜で、あった。