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ブランキーのドキュメント映画が公開されてるらしいです。
解散から10年以上経っていたとは。
時の経つのは早いものです。
多分このDVD買うとおもう。
ブランキーはそれほど入れ込んだバンドではなかったけど、周りの友達でブランキー好きが多かったから、やたら聞かされてました。
一度だけブランキー、ミッシェル、UAの3マンを南港であった野外フェスで見れました。
確かロメオの心臓のリリースが頃やったと思います。
達也のドラムがかっこよかった。
左ききの女の子。
左きき。
誰とでも寝るような、女の子。
なんか、この歌聞くと、坂口安吾の「私は海に抱かれていたい」やったかな、を思い浮かべます。
ベンジーの歌詞の元ネタといえば、ライ麦畑でつかまえてのサリンジャー。
ベンジーはけっこう文学青年だったのだろうか。
「幸せな人」なんか聞くと、冒頭の「東京の空~♪」のフレーズが高村光太郎の名作を思い浮かべさせられます。
日本のロックは8ビートと抑揚のない日本語が如何に添い寝出来るかの格闘だったかもしれませんが、ベンジーの場合、はじめから彼自身、吟遊詩人として、違う次元でロックを鳴らしてたのかもしれません。
言葉を持っている人は、一生歌い続けれる。
そして、その人にビートが宿る。
それは、その人自身がはじき出すグルーブも然りだが、やはり、人を引き寄せ、感化させる力もそうだと思う。
これは特に音楽だけに特化される話ではないだろう。
言葉を、声を、何かしら発信し、放つこと。
その速度は8ビートが一番速くて、手っ取り早く、確実に、誰かしらに、爪跡を残すのだろう。
いつも、ギターが鳴った瞬間に。
誰一人、愛することも無く、と、嘯きながら